ストキャスティクスを5分足で使う設定は%Kの期間を5にする、それだけでOKです!
ストキャスティクスは売られすぎ買われすぎを示す逆張りによく使われるインジケーターですが、トレンド発生中はうまく機能しないときがあり、大損してしまう可能性もあります。
この記事ではユーロドルでスキャルピングをやったときの経験もまじえて、ストキャスティクスの1分足のスキャルピングの手法のパラメーターの設定や売買タイミング、使う際の注意点を詳しく解説しています。
速くどんどん稼ぎたいという方にはもちろんおすすめですが、少しも含み損に耐えられない!長くポジションを持って利益を伸ばすことができない!という人におすすめです。
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスは買われすぎ、売られすぎを教えてくれるインジケーターです。
チャートとは別でグラフが表示され、0~100の間をグラフが行き来します。
数字が0に近いほど売られすぎ、100に近いほど買われすぎを意味します。
ストキャスティクスは逆張り狙いのインジケーター
売られすぎ、買われすぎがわかったらその逆の売買をすれば利益が上げられます。
つまり売られすぎているならみんながそろそろ買っていいだろうと思うので100に近い数字は買いのサイン、
逆に買われすぎているなら、売り始める人が出てくるころなので0に近い数字は売りのサインということです。
買われすぎるとすでに買っている人は”そろそろ売り時か”と思って売り始めるってことだね
ストキャスティクスの計算式
ストキャスティクスには%K、%D、スロー%Dという3つの値を表示します。
それぞれ以下の式で計算します。
簡単にいうと%Kは直近の指定した期間の最安値と最高値の範囲で高値圏にいるのか安値圏にいるのかをパーセンテージで表します。
%Dやスロー%Dは%Kを平均化し、目先の細かい値動きには鈍感に長い期間の中でのレートの位置づけを見えるようにしたものです。
ストキャスティクスでスキャルピングするときのパラメーター設定
ストキャスティクスを1分足で使うチャートの設定はこんなかんじです。
ストキャスティクスでは何を設定するの?
インジケーター表示に使う数値を計算する期間を設定するよ
チャートアプリによっては自分が目安にする%のラインも表示できるよ
チャートの下半分に表示しているのがストキャスティクスで水色ラインが%K、オレンジ色ラインが%Dです
ストキャスティクスではその値を計算するために参照するローソク足の数を決めることができますが僕は5期間(ローソク足5本分)で設定しています
ストキャスティクスを使ったスキャルピングの売買タイミングの見極め方
ストキャスティクスの5分足の設定をするとデフォルトで%K,%D両方のラインが表示されるのですが、僕がトレードするときに見るのは水色の%Kだけです
ストキャスティクスの特徴として%Kや%Dが上に行くほど買われすぎ、下に行くほど売られすぎを意味します
僕の場合は%Kが80に触れたらローソク足確定前でも売り、20に触れたら買います
ストキャスティクスのスキャルピングでとれる利幅
ストキャスティクスの5分足の設定でとる利益の目安は2,3pipsの利幅を数分でとるくらいです。
少ない値幅に思えますがスキャルピングなのでこんなものです
ストキャスティクスの20や80付近でちょろちょろ動いているときに20か80のラインで跳ね返ったところを狙う感じ
でも、壁にボールがぶつかって跳ね返るときみたいに跳ね返ってすぐは勢いがありますがすぐにその勢いはなくなることが多いです
なので勢いがなくなったなと思ったらすぐ利益確定してしまった方がいいです
まだ利益を伸ばせるかもと思ってみているとまた壁の方に吸い込まれて行ってしまうこともよくあります
その後、ドーンと伸びてもっと利益伸ばせたかも…ってこともありますがその分はあきらめましょう
スキャルピングでは少しの油断や欲をかいた判断が命取りになります
トレンドに乗っかる系の手法であればそういう大きい値幅を取りに行くべきですが、この手法は瞬発的な動きを狙う手法なので
他の手法でもそうですが、自分が狙うべき値動きを意識することは大事です
ストキャスティクススキャルピングで逆行したときの対応
ストキャスティクスの5分足の設定にも弱点はあります。
ストキャスティクスで売られすぎ(買われすぎ)サインが出てもさらに売られる(買われる)ことももちろんあります
そういう時は一旦ナンピンしています
だいたい3pipsくらい逆行したら1回エントリーしたときと同じ量のナンピンをします
ですが、このあとに書いたように自分のポジションとは逆向きのトレンドが発生していると判断したときは即損切りしましょう
ストキャスティクスが機能しないトレンド発生、トレンド転換に注意
ストキャスティクスの5分足の設定はトレンド発生時は使い方に注意が必要です。
ストキャスティクスの特性上、下降(上昇)トレンド発生時は売られすぎ(買われすぎ)サインがでてもさらに下降(上昇)が続きます
そのときにナンピンをしてしまうと大きな損失を食らってしまいます
何度かここの対応をミスって大きめの損失になってしまったことがありました
なのでトレンド発生時のトレードには注意が必要です
エントリーしてからの逆行が大きいと感じたら僕は単純移動平均線(10期間)を見ることにしています
まずは移動平均線の向き
売りで入っていて、移動平均線が上を向いていたら少し注意が必要です
移動平均線の並び順が上から短期、中期、長期になったらすぐに損切りした方がいいです
トレンド中のストキャスティクス
ストキャスティクスの5分足の設定はトレンド中でも使えます
トレンド方向に売買するときは、ストキャスティクスのサインが出るところ=押し目、戻しの位置になるので、長期的に見ても理想的な位置でのエントリーになります
ストキャスティクス的にもトレンド的にもいい位置でのエントリーになるので、通常時より大きめのロットで入るのもいいと思います
逆に、上昇中に売る、下降中に買うときは注意が必要です
失敗すると大損になるのでエントリーしなくてもいいくらいです
どうしても入りたいときは、取引量を少なめにします
また、エントリータイミングもサインが確定してからにするなど慎重めのトレードにします
ストキャスティクスのスキャルピング手法の注意するところ
ストキャスティクスが80になったら売る、20になったら買う
こんな単純な手法でも損切りタイミングと取引量の判断を間違わなければ勝っていけそうな感じがしました
狙う値幅は小さく勝率重視
あるスキャルピングの本で紹介している手法では10pipsが1回のトレードの利益目標と書いてあったので、スキャルピングでは普通それくらいの値幅を必ず狙わなければいけないというイメージがありましたが、この手法ではそこまでの値幅を狙うと全然利益確定できません
どちらかというと勝率高めで、小さい利益をコツコツ重ねていく感じです
欲張ってトレンドに乗ろうとしない
トレンド相場でもレンジ相場でも値動きの中の小さい波に対して逆張りしていくような手法なので、大きなトレンドにはのれません
トレンド方向にエントリーするときは取引数量を多くしてもいいと書きましたが、これは勝てる確率が高いからです
トレンドに乗って大きい利益を出そうというのはこの手法から外れたトレードなので要注意です
一番の危険ポイント トレンド転換に注意
この手法で大きく負けるリスクがあるのがトレンドが反転するところです
上昇トレンドの押し目、下降トレンドの戻り的なところで大きめのポジションをもつのですが、そこがトレンドの反転するところだとそのまま無限にナンピンを続けていくことになってしまうので、自分で”トレンドが反転したから損切りだ”と判断する基準をしっかり決める必要があります
僕の場合、中期の移動平均線を短期移動平均線が跨いだらトレンド転換の可能性が高いと判断します
1回失敗してもチャンスはたくさんある
この手法はエントリーチャンスは多い手法です
なので損しそうと思ったら早めにあきらめることが大事です
それができるようになるためには初めから利幅を狙いすぎず、利益確定を確実に繰り返していくことです
損切りしてもここまで高勝率で来ているからすぐに次のチャンスはくる、すぐに取り返せると自分で思えることが損切りをきちんとできることにつながっていきます
ストキャスティクスの1分足の設定に関するQ&A
- Qこのスキャルピング手法の基本は何ですか?
- A
移動平均線でトレードを確認し、5分足でストキャスティクスを使ってエントリーとエグジットを決める手法です。
- Qストキャスティクスの設定値は何を推奨していますか?
- A
%Kの期間を5に設定することを推奨しています。
- Qトレードのエントリールールは具体的にどうなっていますか?
- A
%Kが20%以下で確定したら買い、80%以上で確定したら売りです。ただし、トレンドの発生時はトレンド方向のみ売買します。
- Q損切りと利益確定のルールはどのように設定されていますか?
- A
エントリー後反対側の売買ライン(%K=20%,80%)に達したら決済します。
ストキャスティクスのスキャルピング手法まとめ
ストキャスティクスを使った単純だけど高勝率な手法を紹介しました
ぜひ使ってみてください
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