株なら取引手数料、FXならスプレッドなどどの取引きにも手数料的なトレードするたびに発生する料金があります
FXの場合だとスワップポイントというものもあります
要するに、トレードの勝ち負けだけが取引きで出入りするお金ではないということです
CFDにもスプレッドはありますが、それ以外にも価格調整額というお金が発生します
これはずっとポジションを持ち続けると定期的に発生します
そして、利益になるときも損失になるときもあります
トレードを計画的に行っていくためにぜひ勉強しておきましょう!
価格調整額とは?
CFD取引きは決済期日なく取引きすることができます
そもそも決済期日とは?って感じですが、これは先物取引の言葉です
決済期日というのはその名の通り決済の期限です
先物取引とは、例えばコーンの先物取引ならある価格でコーンを取引きする権利を売買する取引です
その権利を使って実際にコーンを売買する取引き期日は決まっています
その期日のことを限月といって、1年のうちに何回かあります
E-MINI S&P500先物だと3,6,9,12月が限月。年に4回です。
これによって何が起こるかというと同じE-MINI S&P500 先物でも決済期限ごとに異なるレートをもっているということです
例えば3月が限月のE-MINI S&P500は1000円だけど、6月のやつは2000円。ってことです
ここからが本題!
前置き長すぎ
CFDには取引き期限がないと最初にいいました
でもCFDが対象とする先物取引には複数のレートがあるといいました
CFDでポジションをもつとそのレートは期近(一番近い決済期限)のレートになります
さっきのE MINIの例で行くと1月にポジションをもつと一番近い限月は3月なので、3月物のレートがCFDのポジションのレートです
じゃあ、ポジションをもったまま4月を迎えてしまったらどうなるんでしょうか
すでに3月の先物取引はすでに決済されて売買成立しているのでそのレートというのは存在しません
次の基準レートを探さないといけません
4月時点での期近は6月物ですね
この瞬間3月物のレートから6月物のレートに飛び移りました
この3月物と6月物のレートの差を調整するのが価格調整額です
説明長すぎー
1行でよろしく
はいはい
いつ発生するのか
ここまでの記事をちゃんと読んだ人はもうわかってると思いますが、限月を跨いだ時に価格調整額が発生します
S&P500先物の場合は3,6,9,12月です
その月のうちいつかというのは証券会社にもよるのかな
GMOクリック証券の場合最近の様子をみると限月の第2金曜日が価格調整額発生日になっています
価格調整額っていくら?
価格調整額が発生するタイミングでの期近と期先のレート差が価格調整額なので、それぞれのレートを見る必要があります
S&P500だと期先-期近×コンバージョンレート(基準ドル円レート)が売りポジションを持っている人の価格調整額になるようです
つまり期先のレートが期近のレートより高いと売っている人はマイナスの調整、買っている人は+の調整となるのですね
CME Groupのサイトにいくと各限月のレートが書いてあるので事前に価格調整額がある程度予想できそうです
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