
間食したり脂っこいもの好きだから太ってきたな
もう、太るものは一切食べない!!

いっぺんに習慣が変えられるでしょうか
1週間後

やっぱり好きなものの我慢はよくない!
生活習慣病にならないように悪い習慣をやめようと思うことはだれしもあると思います
暴飲暴食とか、過度の飲酒とか喫煙とか
でもなかなかやめることができない人もたくさんいるのはなんででしょうか
この記事を読んで自分の意志を邪魔する自分自身の心のことを知って、なりたい自分になりましょう!
習慣をやめるのを邪魔するのは自分
悪い習慣をやめようとするとき、禁欲生活を続けていけばそのうち習慣の力は徐々に弱まっていき、最終的には悪い習慣を続ける気持ちが全くなくなってしまう
禁酒、禁煙とかにはそんなイメージがありますが、現実はそう上手くいきません
なにかをいきなりやめる、例えばそれまで毎日飲んでいたお酒を今後一切しないと決めたとしましょう
最初の1週間くらいはできるかもしれません
お、意外といけるじゃんと思い始めます
でもここではまだ、これまでの飲酒習慣が弱まっているわけではなく意志の力でなんとか押し込めている状態です
一生お酒を飲まずにすごすにはもっと習慣の力を弱めていかなければなりません
長い期間をかけて作られたお酒を飲む→気分がよくなるという行動→報酬のパターンをくずすのは簡単ではありません
もっというと、この”行動→報酬のパターン”には報酬につながる様々な行動が組み込まれています
会社からの帰り道、夕方、居酒屋から聞こえる話し声、焼き鳥のいいにおい
これらのこれまで飲酒につながっていた条件がその次につながっていた飲酒への行動パターンを復活させようとします
それらを乗り越えて習慣の力が弱まってきても習慣が消え去る最後の断末魔のように”消去抵抗”が爆発します

信じられないかもしれませんが、飲酒に限らず習慣が消える直前、人はまともでなくなるようです
もう少しでやめられるというところで習慣が消去されることに抵抗してたくさんお酒を飲んでしまうのです
これまでの”行動→報酬のパターン”がくずされることに抵抗するのです
消去抵抗に打ち勝つために
習慣の断末魔に打ち勝つためにどうすればいいんでしょうか
1つの策は別の報酬やプラスの強化手段を準備することです
1日お酒を飲まずに過ごせたら好きなジュースを飲むとかです
他に頑張る目標を設定して、達成できたら好きなものを自分に与えるとか
自分の心なのに自分の意志だけではコントロールできないというのはなんとも歯がゆいですが、消去抵抗が姿を現したら自分とは別物の何かが心の中にいると思うのがいいでしょう
自分の心を押し込めるというのはしんどいです
自分とは他の何かを上手く誘導してあげるという気持ちで対処するのがいい気がします
FXのコツコツドカンも消去抵抗のせい?
一度大きいロットで大きく勝つことを覚えるとなかなかそれをやめるのは難しいです
初心者のうちからそれをやってしまうと失敗したときに損切りがうまくできず大きな損失を出してしまう可能性が高いです
そしてその経験をふまえてロットを小さくしてコツコツやっていこうと決意します
そうすると当然1回のトレードの利益は減ります
これまでのエントリー→大きい利益確定というトレードのメンタル的な気持ちよさが小さくなってしまいます
なので心の中では大きいロットで勝負してドカンと勝ちたいという気持ちがくすぶっています
そしてそのうち何かのきっかけで消去抵抗が発動します
負けが込んでいっぺんに取り返したいと思ったときか、他の原因でイライラしているときか要因は人それぞれです
その時トレードで勝つか負けるかということよりもどう対処するかが大事です
勝っても負けてもまた前のような大きいロットでのトレードに戻ってしまっては小さいロットでコツコツ積み上げてきたトレードのやり方が崩れてしまいます
もしトレードで一生稼げるようになりたいと思うなら誤った習慣を押し込めたままではいつか無理なときがきます
消去抵抗に打ち勝たないといけません
大きいロットでやるときの大きい金額の利益を得ることによる気持ちよさがこれまでの報酬だったとするなら他のものに報酬を変えましょう
例えば日単位、週単位、月単位の勝敗を記録につけるとかどうですか?
何pips勝てたとか一定期間の単位で勝てたとかいうのを明確にすることで勝ちを噛みしめましょう
大きい利益を出す気持ちよさから、一定期間を少しでもプラスで終わること、それを積み重ねることへ報酬を切り替えることができれば消去抵抗は消え去るでしょう
消失抵抗とFXのよくある質問
「消去抵抗」とは具体的にどういう意味ですか?
ある習慣をやめようとしたとき、潜在意識やこれまでの報酬構造が「変化を阻む力」を働かせる現象を指します。
これまでの行動→報酬のパターンを断ち切ることを、無意識が嫌がる抵抗のようなものです。
消去抵抗が働くタイミングはいつが多いですか?
習慣が断ち切られそうな直前(「もう少しでやめられそう」な段階)に強く現れやすいです。
「断末魔の抵抗」と言われるような形で、最後の踏ん張りが強くなることがあります。
消去抵抗は誰にでも起こりますか?
はい。性別・年齢・習慣の内容を問わず、人間の心には変化を拒む性質があるため、ほとんどの人に起こり得ます。
消去抵抗と「意志の弱さ」はどう違うのですか?
意志の弱さだけで説明すると、「自分を責めがち」になります。
消去抵抗は無意識の働きとして生じるもので、「意志」だけで対処しきれない心理的力が関わっています。
消去抵抗を克服するには、具体的にどんな方法がありますか?
消失抵抗を克服するには以下の方法があります。
- 新しい報酬やポジティブな強化を設定する
 - 小さなステップに分けて変化を進める
 - 環境を変えて習慣が引き起こされにくくする
 - 習慣が出そうなトリガーを回避または代替行動を準備する
 - 行動記録や可視化で進捗を確認する
 
FXトレードなど「習慣的な行動」にも消去抵抗は当てはまるのでしょうか?
はい。たとえば「大きいロットでドカンと勝ちたい」という報酬構造に慣れてしまうと、それをやめてコツコツ取るスタイルに戻そうとする際にも抵抗が働きやすくなります。
消去抵抗に打ち勝って習慣を変えた後、再び戻ってしまうことはありますか?
はい。その可能性はあります。特にストレスや環境変化があると、古い習慣が再発することがあります。
そうしたときのために「戻らない仕組み」や「保守的フォローアップ」を用意しておくのが有効です。
「やめたい習慣」が複数ある場合、どれから手をつけるのがいいでしょうか?
影響力が大きいもの・変化が実感しやすいものから始めるのがおすすめです。
成功体験を重ねて自信をつけることで、他の習慣にも取り組みやすくなります。
悪い習慣をやめることを途中で挫折しそうになったとき、どうすればいいですか?
・一時的に目標を下げてリカバリーしやすくする
・代替行動(気分転換など)を用意しておく ・仲間や第三者に進捗を共有して助けを得る
・小さな勝利(1日やめられた、記録できたなど)を祝う
消去抵抗を理解することで得られるメリットは何ですか?
自分を責める頻度が減ること、変化の過程で「抵抗が出ても当然」と知ることで挫折しにくくなること、意志以外の対処方法を使えるようになることなどが挙げられます。
FXの消失抵抗のまとめ
消去抵抗とは、これまでの習慣をやめようとしたときに無意識の中で働く「変化へのブレーキ」のような心理現象です。
多くの人が意志の問題だと誤解しがちですが、実際には脳が「報酬パターンの変化」に抵抗しているために起こります。
この抵抗を乗り越えるには、無理に我慢するのではなく、環境を整えたり、新しい報酬を設定したりといった“仕組みの変更”が効果的です。
また、抵抗が出たときに「失敗ではなく自然な反応」と受け止めることで、自己否定を減らし、変化を持続しやすくなります。
消去抵抗を理解することは、禁煙・ダイエット・トレード習慣の改善など、あらゆる行動変容において強力な武器になります。
自分の心の抵抗を味方につけ、長期的な成長につなげていくことが大切です。







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