自分スキャルパーなんで1分足のチャートしかみないっす!
長期足の方向性も見た方がいいですよ
それはちょっとめんどくさいっす!
大損しないとわからないか
チャート分析をするうえでマルチタイムフレーム分析は必須です
略してMTFといたりもしますが、トレードする時間軸のチャートだけでなく、上位足、下位足の他の時間枠での流れもみながらチャート分析をするということです
長期足のトレンドには短期足は逆らうことはできません
長期足で下方向にレートが動いていっているのに短期足で一時的に上方向に動くサインがでたからといって、買いポジションをずっと持ち続けていてはいけません
いつかは、長期足の下方向のトレンドに飲み込まれてしまいます
スマホの小さい画面でチャートを見ているとどうしても短い時間足で表示できる範囲はごく短い期間のチャートになってしまうのでチャートの大きい流れを見落としがちです
この記事ではマルチタイムフレームの重要性、スマホでも簡単にできるマルチタイムフレーム分析の方法を解説していきます
- マルチタイムフレーム分析で大きな流れを見ながら、短期のちょうどいいタイミングを探れる
- スマホでも簡単にマルチタイムフレーム分析できる方法がわかる
マルチタイムフレーム分析の重要性
FXトレードには、スキャルピングやスイングトレードなど様々なやり方があります
手法によって数分でエントリーから決済が終わるものから、数日またはそれより長い期間ポジションを保有するものもあります
どの手法でもメインでみる時間足だけでなく、上位足のチャートも見ることは大事だと思います
その理由は上位足の大きな流れにそれより短い時間足は逆らうことはできないからです
自分が見ている時間足では下降トレンドが上昇トレンドに転換したと思っても、長期足でチャートを見ると長い下降トレンドの一部のもどりかもしれません
チャートはフラクタル(入れ子)構造 上位足=下位足の集まり
当然すぎることですが、ローソク足は短い時間足を集めると、長い時間足のローソク足が書けます
5分足12本分の期間のチャートの高値、安値、期間の始値、終値を使えば1時間足のローソク足を書くことができます
だから、上位足のチャートを書くために使っている数字は下位足のチャートを書くのに使っている数字の一部ということです
FXチャートのインジケーターの多くは指定した期間のローソク足の高値、安値、始値、終値から算出される数値をもとに作られています
インジケーターの期間のパラメーターを上位足に合わせれば、自分のトレードする時間間隔のローソク足+上位足のインジケーターを表示できるというわけです
ここからは例として僕が実際に使っている上位足のMACDを表示させる方法を書いていきます
期間を指定するインジケーターなら何でも使える方法なのでぜひやってみてください
とはいえマルチタイムフレーム分析は少しめんどくさい
スマホでトレードを行う人、たくさんいると思います
平日働いている人は、PCを立ち上げてトレードしてる人って少ないんじゃないでしょうか?
スマホでトレードするときにネックなのが画面が小さいので複数のチャートやインジケーターを表示するのが難しいってこと
スキャルピングみたいなごく短い時間でトレードが完結してしまう場合画面を切り替えたりする余裕はありません
スイングトレードは時間的余裕はありますがいちいち画面を切り替えて上位足の環境認識してトレードする時間足見て、、とかってやるのはめんどくさい
そんなわずらわしさが初心者にとってはマルチタイムフレーム分析をやらなくさせる原因だと思います
なので、1画面で上位足の流れを見つつトレードもできるやり方を考えてみました
スマホでできるマルチタイムフレーム分析の方法を解説
1つの例を使ってマルチタイムフレーム分析をスマホでも手軽にできる方法を紹介していきます
ここで例としてあげる手法は
”週足でMACDがマイナス” + “日足のストキャスティクスが20を下から上に抜ける” → 買いエントリー
売りの場合はその逆の条件でエントリーします
スマホで僕が使ってるチャートアプリでは一度に表示できるインジケーターは、1種類の時間足のものだけです
日足のチャート、MACD、ストキャスティクスを表示して、MACDのパラメーターをうまいこといじって週足のMACDにしたいです
MACDはMoving Average Convergence and Divergenceの略で、移動平均線をもとにした指標です
よく使われるMACDの設定はこんなかんじです
MACDライン・・・・12日、26日指数平滑移動平均線の差
シグナルライン・・・9日指数平滑移動平均線
MACDヒストグラム・MACDラインからシグナルラインの値を引く
これらをひとまとめに表示して、インジケーターとして使います
MACDの日足→週足変換
MACDでは指数移動平均線の期間を変えることができます
これをいい感じにして、週足のMACDをつくりましょう
週足チャートでは1週間分の値動きを1本のローソク足で表しています
つまり、日足のローソク足5本分が1本の週足のローソク足に圧縮されているのです
MACDの指数移動平均線で参照する期間を長くすれば、指数移動平均線を書くためのデータは何日分にもできます
1週間の稼働日は5日なので、日足のMACDを表示させる各期間を5倍すれば、擬似的に週足のMACDを表示できます
すごく単純なやり方でつまらないかもしれませんが、インジケーターの意味がわかっていれば、自分のやりたいこともやりやすくなります
また、このやり方は日足→週足だけでなく、下位足のインジケーターを上位足のインジケーターに変換するときには、それぞれの時間足の期間の比をインジケーターの期間にかけることで、変換ができます
まとめ
今回は日足の情報を参照しているMACDの期間のパラメーターを操作することで週足のMACDを見るのと同じ情報が得られる方法を紹介しました
多くのインジケーターは期間を自分で自由に操作できるようになっているので今回のMACDの例を理解してもらえればどんなインジケーターでも、トレードする時間軸のローソク足+上位足のインジケーターという表示ができるようになると思います
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