平日は仕事、休日は家族サービスが忙しくてFXに使える時間が少ない。。。
FXをやっていてもなかなかチャート分析したり、チャートをリアルタイムで監視して注文を出せないという人は多いと思います
平日の夜にエントリー注文やその注文が約定したときの決済注文まで事前に出しておこうとするといろいろな状況を想定して注文を出す必要があるので難しかったりもします
そんなときに自動売買は1つの選択肢になると思います
でも自動売買って設定が難しそうだし、リピート系は含み損をある程度覚悟しないといけないんじゃない?
そんな人のために、今回は設定が簡単でロスカットもしっかりできる自動売買システムを紹介します
それがマネックス証券のオートレールという自動売買機能です
この記事でわかること
- オートレールとはどんなシステム化
- 具体的にどうやって使ったらいいか
オートレールとは
引用:マネックス証券ホームページ
最初に行った設定にしたがってトレール注文を自動で繰り返していくシステムです
レートの変動に従って決済するレートが変動していく注文
売り決済の場合、レートが上昇した場合のみ決済レートも追従し、下がった場合にはそのまま
利益が伸びるところは伸ばしつつ、損切もできる
トレール注文のイメージを下の図に書いてみました
決済レートは”高値から指定した値幅分不利な方向に動いたレート”1つだけです
利益確定と損切りといった2つのレートを設定する必要はありません
予想した方向にあまりレートが動かず反対方向にレートが大きく動けばそこで損切り
予想方向にある程度動いた後、トレンドが反転すればそこで利益確定ということになります
そのため、トレンド相場で力を発揮する自動売買だといえます
オートレールを使ってみよう
オートレールはマネックス証券のFX口座で使うことができます
マネックス証券の口座を持っていない人はまずはマネックス証券ホームページで口座開設を行いましょう
ログイン→オートレール起動
マネックス証券のホームページに入ったら、①FXリンクをクリック→➁FX PLUSにログインします
FX PLUSの画面に入ったらページ上部のオートレールタブをクリック
これでオートレールの注文内容設定画面が表示されます
取引き内容設定
設定画面はこんな感じ
売買/方向から順に設定の意味、設定方法を解説していきます
売買/方向
売り買いどちらでエントリーするかを決めます
売りの場合、下にレートが変動した場合のみ設定に従ってポジションを増やしていきます
注文数量
1回の取引き数量を決めます
最小単位は1,000通貨です
基準価格、値幅、設置本数
基準価格に達したときにオートレールの最初の注文が発動します
そこから、値幅で設定した間隔で”設置本数”分のエントリーするレートを設定します
トレール幅
実勢レートとトレールレートの値幅を決めます
実勢レート
チャートに表示される実際のレート
トレールレート
ポジションが決済されるレート。実勢レートからトレール幅分不利方向に離れたレート
オートレール取り消し設定
時間か損失額でオートレールで注文を出すのを自動的にストップさせるタイミングを設定できます
時間
無期限or日時指定
損失金額
損益の合計が設定した損失制限額を超えると新規注文をやめる(最小単位1000円)
日時指定+損失金額を設定した場合はどちらか先に条件を満たした場合に新規注文をやめます
実際に設定してみる
注文内容を決める前にトレーリングストップの気を付ける点を整理しておきましょう
トレーリングストップ注文のメリット、デメリット
メリット
・自分がチャートを見ていない間にも、利益確定、損切を自動でやってくれる
・有利方向にトレンドが発生していた場合、決済レートが実勢レートに追従していくので、利益をのばせる
デメリット
レンジ相場のように、一方向に大きくレートが動かないときにはトレール幅によっては損切りが頻発する恐れがある
売買方向、基準価格
そのときの状況によりけりですが、予想が外れたとしてもオートレールを有効化してからトリガーのレートに達さなければ、注文が出されないだけなのでそこまであたるかどうかは気にしなくていい気がします
それよりも、今のレートからレンジ相場を形成した場合にレンジの高値圏や安値圏にトリガーがあると損切りをひたすら繰り返すことになってしまうので、トリガーの設置位置が大事だと僕は思います
レンジ相場にまきこまれず、トレンドが発生した場合に、しっかり利益がでるような設定がオートレールで利益を上げるには適していると思います
トリガーの設置間隔とトレール幅
僕的にはここが一番重要な気がします
いろんなチャートのパターンを想定して、何回もトレードを繰り返したときの損失を小さく、利益を大きくできる設定を考えていきたいです
オートレールを使うにあたって避けたいこと
- レンジ相場、押し目での損切り
- 最初の方のポジションの利益が後ろのポジションの損失で消える
この二つについてまずは説明します
レンジ相場、押し目での損切り
レンジ相場では狭い範囲でレートが上下します
トレール幅が狭く、レンジの中にトレールレートが入ってしまうとその後またレートが戻ってくるのに損失が出てしまいます
しかもオートレールではそれをなんども繰り返してしまうので、より注意が必要です
また、トレンドにのれたとしても小さい押し目で決済してしまってはもったいない気がします
これら二つの例のように、反対方向への大きなレートの変化でない場合には損切りをしないような設定にしたいです
最初の方のポジションの利益が後ろのポジションの損失で消える
オートレールでは同じ数量のポジションを一定間隔で増やしていきます
なので、最初にエントリーしたポジションで利益がでても次のポジションで損切りとなると損益が相殺してしまうかマイナスまでいってしまうことも考えられます
その時々で相場のボラティリティなどにあわせた設定が必要になると考えられます
実際に計算しながらそれぞれの設定のメリット、デメリットを探っていきたいと思います
①トリガー設置間隔<トレール幅
とりあえず適当にドル円で設置間隔10pips、トレール幅30pipsの設定を想定し、各トリガーに達した直後に決済レートに達した場合の損益を計算してみました
計算イメージ
110円/ドルに最初のトリガーを設置し、そこから10pipsごとにトリガーを設置した設定です
110.6円/ドルまで上がってやっと±0という少し損した気分の結果となりました
続いて逆パターンをやってみます
➁トリガー設置間隔>トレール幅
条件
設置間隔:30pips トレール幅:10pips 取引数量:10000
トレール幅が狭く決済が早いのであたりまえかもしれませんが、今回の計算では①の条件より、早い段階で利益が出るいい結果になりました
ただし、トレール幅が狭いため少しの押し目でポジションが決済され、利益が伸びない可能性が考えられます
まとめ
オートレールの設定のしかた、設定によって結果にどんな差がでるかわかってもらえたと思います
今回は2パターンの荒い場合わけでしか考察できませんでしたか、今後より細かく検証してみて、いいやり方が見つかれば、実際にやってみたいと思います
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