最近SPYDっていうETFの名前をよく見るので気になって買ってしまいました
調べるのが後追いになっちゃいましたが、どんなものか書いていきます
そもそもETFって何?
ETFはExchange Traded Funds 上場投資信託の略です
日経平均株価やTOPIXなどの特定の指数の動きに連動する運用成果を目指し、東京証券取引所などに上場している投資信託です
投資信託のインデックスファンドが証券取引所で売買できるかんじ?
ETFについても詳しく書ける機会あれば書きたいと思います
SPYDって何?
SPYDはSPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETFのことです
SPDRというETFのブランドがあってその中でもS&P500の高配当株式に絞ったものがこのSPYDです
S&P500構成銘柄のうち、高配当利回り上位80銘柄にほぼ均等に投資します
S&P500高配当指数に連動することを目指しています
なんでSPYDって略すんだろう
スーパーポジティブヤングダディ?
。。。はいはい
いくらで買える?
SPYDの株価チャートがこちら
縦軸は米ドルです
2020年7月4日時点では27.9ドルで1株買えます
僕が使っている楽天証券だと1単元(売買できる最低単位)が1株なので最低3,000円くらいから買えます
少しずつ積み立てるにはちょうどいい金額じゃないでしょうか
高配当ってどれくらい?
2020年7月4日時点で配当利回り7.8%です
僕は日本の株のことを少し知ってる程度ですが個人的には3%超えてればそれなりの配当だと思ってました
その2倍なので利回りはかなり高いと思います
今が買い時?
僕が買い時だと思う理由は2つです
- 比較的ドル安円高
- コロナショックで株価が安くなっている
どちらもこれからさらに買うのに有利な場面があるかもしれないしそうでないかもしれませんが、個人的には今が割といいタイミングだと思っています
この2つの理由を解説していきます
今が比較的ドル安円高
SPYDはアメリカのETFなので最終的にはドルで投資信託を買う形になります
なので日本円を使って取引きする場合、為替に影響されます
日本円をドルに換えてそのドルで株を買うのです
そのとき、100万円を使ってSPYDを買うとしてそれを買うためのドルを調達するときのレートが1ドル=200円なのか1ドル=100円なのかで買うことができるSPYDの量が倍半分になってしまいます
ドル安であるほどたくさんのドルが調達できるのでそのドルで買う株はたくさん買うことができます
ここ1年間のドル円のチャートを見てみましょう
去年後半より1円くらいは安い水準になっているのが分かると思います
コロナショックでリスクオフ相場となり3月はいまよりさらにドル安円高となっていますが、ここまでのドル安はなかなか来ないと個人的には思います
ついでにETFを売るときのことも書くと、そのときはドル高円安の方が日本円で生活する投資家にはうれしいです
ETFを売って手に入るドルでよりたくさんの日本円が手に入るのはドル高のときだからです
コロナショックで株価が安くなっている
今がSPYD買いタイミングだと思う理由は単純に株価が安めだからです
冒頭にはったSPYDのチャートをもう1度見てみましょう
コロナショック前の75%より低い水準です
このまま第二波の影響などで下がっていく可能性もありますが、そこは人それぞれのリスクの判断のしかたによると思います
僕個人はSPYDは買ってずっと放置するつもりなので目先のコロナによる株価の上下はあまり気にしてもしょうがないし、先のことはあまりわからないのでとりあえず今買っとけばいいやと思っています
SPYDのよくある質問
SPYD の運用会社はどこですか?
SPYD は運用会社「State Street Global Advisors」が運用しています。
SPDR ブランドの ETF のひとつとして提供されており、信託報酬など運用コストもこの会社が管理しています。
SPYD の信託報酬率はどのくらいですか?
信託報酬(運用管理費用)は年率で約 0.07~0.10 % 程度とされています(運用会社サイトや証券会社の最新情報で確認を)。
これは比較的低コストな水準です。
SPYD は毎月配当がありますか?
SPYD の配当は通常、四半期ごと(年 4 回)支払われる構造になっています。
ただし、配当支払日は予告なく変わることがあるため、ETF の運用報告書や証券会社で最新情報を確認することを推奨します。
SPYD が対象とする銘柄の選定基準は?
S&P 500 構成銘柄のうち、配当利回りが上位のものを 80 銘柄選出します。
選定後はほぼ均等配分で投資する方式をとっており、特定銘柄への偏りを抑えることを意図しています。
SPYD のリスク(注意点)は何ですか?
主なリスクは、株式市場全体の下落、特定セクターの不調、配当のカット、為替リスク(日本円で投資する場合)などがあります。
特に高配当株中心なので、業績悪化や金利上昇には敏感になりやすいことを理解しておきましょう。
SPYD を日本から購入する方法は?
日本の証券会社(たとえば楽天証券、SBI 証券、マネックス証券など)が海外株式/ETF の扱いを提供していれば、米国上場 ETF として SPYD を購入できます。
取引手数料、為替手数料、税金ルールなどを事前に確認しましょう。
SPYD に投資するメリットは何ですか?
主なメリットとしては「高配当収益」「分散投資効果」「低コストで米国株式の高配当銘柄にアクセスできる」「インカムゲインを重視する投資戦略に適している」などが挙げられます。
SPYD と VOO(または他の S&P500 連動 ETF)との違いは?
VOO は S&P 500 全体に連動する ETF で、資本成長(キャピタルゲイン)重視の運用が主です。
一方 SPYD はその中でも配当利回りの高い銘柄に絞っており、インカムを重視した運用という点で性格が異なります。
SPYD の為替リスクとは具体的に何か?
日本円で SPYD を買う場合、ドルを介しての取引になります。
したがって、ドル高/円安なら有利、ドル安/円高なら不利になります。たとえば、ETF 自体が上昇しても、円高の影響で円ベースでのリターンが目減りすることがあります。
SPYD を長期保有する際の戦略は?
ドルコスト平均法で定期購入する、配当金再投資(DRIP)を活用する、定期的に見直してポートフォリオのリバランスをする、分散のために他の資産クラス(株式、債券、REIT 等)を併用する、税効率(米国課税、日本での確定申告対応)を考慮する、などが考えられます。
SPYDのまとめ
SPYD は、S&P500 の中から配当利回りの高い銘柄に分散投資する高配当 ETF です。
構成銘柄は定期的に見直され、特定の企業や業種に偏らないよう設計されています。
配当利回りが高く、四半期ごとに分配金を受け取れる点が魅力ですが、景気変動や金利上昇局面では株価や配当が下落するリスクもあります。
特にエネルギーや不動産など景気敏感セクターの比率が高くなる傾向があるため、リスク分散の観点から他の ETF(VOO や VYM など)と併用する投資戦略も有効です。
低コストで米国の高配当株式に幅広く投資できる SPYD は、安定したインカムゲインを重視する長期投資家にとって有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。
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