投資をはじめるときは誰もが損失をすることが怖いです
株式投資だと最低数万円から、高いもので100万円を超える金額が1単元の株を買うために必要です
そんな大金を一瞬にして失う可能性があるんじゃないかと僕も株を始めたてのころは思っていました
ですが、実際にはそんなことはほとんどなくて(可能性が0とはいいきれませんが)、リスクをしっかり把握しておけば最初の一歩はそこまで怖くなくなるんじゃないかと思います
この記事で、株式投資のリスクとその回避方法を勉強していきましょう
株はどれくらい損するものなのか
株式投資をしたことがない人にとっては株価が1日でどれくらい変動するかとかもよくわからないと思います
僕はそれが怖さの原因だと思います
株式投資のルールや基本的な取引方法、実際の値動きを見ながらどれくらい損が”できてしまう”ものなのか見てみましょう
借金を背負うことはまずない
現物取引と呼ばれる市場に出回っている株を買ってそれを売るという取引きをしている限りは借金になることはまずないです
最悪投資したお金が0になるだけです
信用取引という自分の資金の3倍までの金額を動かせる取引きをした場合はこの限りではありませんが、初心者のうちはこの信用取引を行うこともできないので投資資金を借金して準備したりしなければ大丈夫です
- なくなっても問題ない範囲の金額で投資をする
- 資金を借金して準備しない
- 信用取引をしない
最悪ストップロスがある
株の場合、ストップ高、ストップ安というものがあります
1日で変動する値幅が決められていてそれ以上は一方向に動くことはありません
下に楽天証券の場合の制限値幅の表を貼っていますが、だいたい20〜50%の範囲で制限されています
このストップ安のおかげで1日で借金どころか株が紙切れに、なんてことすらないわけです
損切り注文(逆指値注文)をセットしてリスク管理
ストップ安があるから1日で元本が0になることはないといってもストップ安になること自体相当な下落です
それよりも小さい値幅で損切りをしてできるだけ傷口を小さく抑えましょう
損切りというのは、買ったときより株価が下がって含み損が出た株を売ることです
一度下がり始めた株価は上昇のときよりも勢いよく下がっていくことが多いので、危ないと思ったら急いで損切りしないと手遅れになってしまいます
会社勤めなどで常に取引できる状態出ない人でも、逆指値注文を事前に入れておけば大丈夫です
自分がチャートを見ていないときでも事前に設定した値まで株価が下がった時に勝手に決済注文を出してくれるので、損失を想定の範囲内に抑えることができます
その後株価が復活するかもしれないからキープしたい、という気持ちもとてもよくわかるのですが含み損が大きくなってくるとだいたいの人は冷静でいられません
いったん損切りして気持ちを落ち着けて、また上昇の兆しがみえてきたときに再度買いなおすのがいいと思います
実際の値動きのイメージを知る
ストップ安や逆指値注文で損失は制限できることがわかりましたが、実際どれくらいの損失を覚悟しなければいけないのか、実際のチャートで確認してみましょう
大型株は値動きが大きい
みんな大好き任天堂の1時間足のチャートを貼っておきました
1時間で500円くらい動いているところもありますね
パーセンテージでいうと1%弱くらい
最小単位である100株を持っていた場合5万円分の値動きです
株式相場では値動きの大きさは何円動いたかではなく、何%動いたかが基準になります
なので株価が高い銘柄ほど値動きの絶対値は大きくなります
初心者のうちは値嵩株と呼ばれる株価の高い銘柄を少ない資金で全力で買うことは避けた方がいいです
勝てればいいのですが、負けた時のダメージが大きくすぐに株式市場から退場することになるかもしれないからです
投資で大事なのは、まずは生き残ることです
勝ってお金を増やしていくのを考えるのは、最低でも1年市場で生き残ってからです
小型株は値動きが小さい
次は小型株です
みずほフィナンシャルグループといえば誰もが知っている銀行の会社ですが、その株価は結構安いです
この記事を書いているときはコロナショックのせいかさらに一段と安いですが僕が株を始めてからだいたい170~220円くらいの範囲で推移している銘柄です
画像を貼っている期間では値動きが大きいところでせいぜい1時間で1円くらいです
やはり1%弱の値動きですね
1円の値動きなら100株で100円程度の値動きなのでダメージは少ないです
もし、株価が0円になったとしても12000円強なので立ち直れないほどではないでしょう
まずはリスクを抑えて1年間生き残ることを目標に
はじめから資金の何十%も利益を出すなんてことはよっぽど天才じゃないとできないと思います
それだけのチャンスを追い求めるということはその分リスクに資金をさらすということでもあるので、退場の危険性も高まります
まずは自分が許容できる損失の範囲をしっかり決めて、資金を大きく減らすことなく株式投資を1年間続けるというのを目標にやってみてはどうでしょうか
株式投資のリスクに関するよくある質問
Q1. 株価が暴落したら投資したお金はどうなりますか?
株価が大きく下落すると、保有している株式の時価が下がり、含み損が発生します。
最悪の場合、投資額の大部分を失う可能性がありますが、株式投資そのものでは借金を背負うことは通常ありません。
Q2. 株式投資で借金を負うことはありますか?
現物取引(自分の資金で株を買う方法)では、投資額以上に損失が出ることはありません。
ただし、信用取引やFXなどのレバレッジ取引を行う場合は、借金(追証)を背負うリスクがあります。
Q3. 株価が下がったときに強制的に売られることはありますか?
現物株式では強制売却はありません。
しかし信用取引では、担保不足になると「強制決済(追証・ロスカット)」が発生し、損失が確定するケースがあります。
Q4. 株式投資の最大のリスクは何ですか?
価格変動による損失リスクが最も大きいです。
そのほか、企業の業績悪化、倒産、政治・経済の変化による予期せぬ下落などもリスク要因となります。
Q5. 投資した企業が倒産したらどうなるのでしょうか?
上場廃止となり株価はほぼ無価値になります。
株主は会社の清算時に残余財産を受け取る権利がありますが、優先順位が低いためほとんど戻らないのが一般的です。
Q6. 株価が下落したときに損失を小さくする方法はありますか?
損切りの徹底、分散投資、長期投資、積立投資などが有効です。
リスク管理を意識することで大きな損失を避けられます。
Q7. 株価暴落はどれくらいの頻度で起こりますか?
世界的な暴落は数年から数十年に一度の割合で発生しています。
ただし、日常的に数%〜十数%の調整(下落)は珍しくありません。
Q8. 初心者が株式投資を始める際に注意すべきリスクは?
一度に大金を投資しないこと、信用取引から始めないこと、短期的な値動きに振り回されないことが重要です。
Q9. 株式投資のリスクはゼロにできますか?
完全にゼロにすることはできません。
ただし、インデックス投資や分散投資を行うことで、リスクを大幅に抑えることは可能です。
Q10. 長期投資なら株価暴落を気にしなくても大丈夫ですか?
短期的には大きな下落があっても、長期的に成長する市場を選べば回復するケースが多いです。
ただし、投資する企業や市場によっては回復しない場合もあるため、分散が重要です。
株式投資のリスクのまとめ
株式投資のリスクについて書いてみましたがどうだったでしょうか
リスクを知れば過度に怖がりすぎることなく投資にチャレンジできると思いますし、リスクを知ってしっかり管理することが投資家として成功するためのポイントだと思います
- 信用取引は借金の恐れがある
- 大型株は値動きが大きい
- 値動きが小さく資金も少なくて済む小型株が最初はおすすめ
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