FX取引のためにPCにはりついていることができない会社員の方なら、”このタイミングでポジションをもってていれば(エントリーしていれば)利益を出せたのに・・・”と思ったことが一度はあると思います
僕も少し前から、数日間ポジションをもち、数十pipsの利益を狙うやり方をはじめてからはそんな風に思うことが何度かありました
リアルタイムでチャートを見ながらではなく、事前に指値または逆指値注文を出しておいて、エントリー、手仕舞いをするにはどんなふうに注文を出しておけばいいかということを考えてみて、それをこの記事にまとめてみました
僕と同じようにふだんチャートを見れる時間が限られている人の役に立てばいいなーと思います
関連記事:FX初心者はまずは指値、逆指値の意味から覚えましょう
この記事を読んでわかること
・エントリータイミング、レートの設定のしかた
エントリーのタイミングはトレーダーの数だけある
正直、どのタイミングでエントリーすれば絶対利益がでるというのはたぶんないと思います
人それぞれ自分で経験を積み重ねて編み出した方法をつかってやっていくしかありません
それがチャートパターンなどのテクニカル分析の結果なのか、ファンダメンタルなのかも、また人それぞれだと思います
この記事では、具体的にどんなチャートパターンがでたらとか、どんな条件が揃ったら注文を出すということは書きません
このブログ内で書くつもりの簡単な自動売買の設定に関する考察のための頭の整理みたいなかんじです
なので、本当に初心者の方のFXを始めるとっかかりくらいにしかならないかもしれませんがゆるしてください笑
それではここからエントリー方法、タイミングの説明です
エントリーの注文方法、タイミング
エグジットの記事を書いてから、このエントリーの記事を書いてますが、エントリーの方が難しいなと個人的には感じます
エグジットの場合、エントリーしたポイントという基準があるからそれに対して、どうするかというのを決めるからです
いつもはチャートの形を自分なりに解釈しながらやるんですが、それと同じのりで事前に注文を出しておくのは難しいですよね
いろいろ試行錯誤しながら書いてみたので、温かく見守ってやってください
利益が出せるエントリーの仕方はどんなものか
実際のチャートをみて、どこでエントリーできていたらうれしかったか考えてみました

これは最近のドル円のチャート(1時間足)です
後からみてみれば、トレンドがどこで発生していて、どこで反転しているのかはすぐにわかってしまうので、その当時のチャートを見た時に自分がどう判断していたかを考えるのは難しかったです
ですが、比較的、まっすぐに一方向にレートが動いているところなら、素直に判断すればエントリーできているだろうという部分を矢印で示しています(↑:買いエントリー、↓:売りエントリー)
矢印を書いた部分を簡単に分類すると次の二つに分けられます
・もみあいから突然一方向にとびだす
・トレンドが反転してそのまま反転した方向にレートが動いていく
二つ目のトレンドの反転を事前に予測するのは僕の場合は難しいと思います
これを予想しようと思うと、まず反転するポイントに達するまでのトレンドも予想しなければなりません
まずは一つ目の”もみあいから突然一方向に飛び出す”場合について考えてみます
緊張→ブレイクのパターンでのエントリー
このパターンとして一番いい例は下の図の右側の矢印だと思います

値動きが小さくなり、何度か赤色の水平線にぶつかって跳ね返されるような動きにみえます
この水平線を超えれば、大きく上にレートが動いていくと予想し、このラインを逆指値の買い注文のラインとするというのが一つの方法ではないかと思います
図の左側の矢印のところも少し値動きが小さくなったあとで上に飛び出ているところから同じようなパターンと解釈することもできます
その場合、それまでのトレンドの上側に引いた線を超えたところで、僕ならエントリーするかなーと思います
ただ、僕は基本順張り(トレンドが発生している方向にのっかる)が好きなので、逆張りチックな左側のパターンはあまり積極的には仕掛けようとは思わないです
見方によっては、反転直前の陰線の下髭で下方向にブレイクしたとみることもできなくはないわけです
右側のように若干上方向に向かっていっているが水平線で押し込められているという状態の方が、上方向へのブレイクを予想しやすいです
高値圏、安値圏
為替レートに割高、割安という概念があるのかはわかりませんが、直近の高値や安値が意識されるということはあると思います
そこから、このレートより高くなることはないだろうという予想を立てて、そこで指値の売り注文をいれておくというのもいいかもしれません
PCを見ていない間にいつのまにか有利な位置でポジションをもてているかもしれません
この方法でリスクとして考えられるのが、エントリーのラインを超えた後も、トレンドが継続してしまうこと
エントリー後の損切りの注文も忘れないようにしましょう
バックオーダーを見る
FXの場合、株のように市場全体の出来高や未決済の注文を把握することはできないらしいです
ただし、一部の証券会社の口座を開設するとその証券会社の利用者のポジションのレートごとの分布や注文の分布をみることができます
僕の場合は、OANDA JAPANのオーダーブックというやつを見ています

本番講座をもっていなくても見ることができますが、更新頻度が本番講座の有無で違ってきます
これを見れば、大体どのあたりに買い注文売り注文が集中していて、上昇、下降の壁になりそうか予想するのに参考になります
イベントの影響
ドル円ならアメリカでの経済や政治に関連する発表はレートに影響を与えます
発表後数分で10pips かそれ以上動くこともあります
ニュースをちゃんと見てる人ならどっち方向に行きそうな発表になるか予想できるのかもしれませんが、僕はできないので、影響度の大きそうな発表の前には取引はしないようにしています
みんかぶFXというアプリでは何時に何の発表があるか教えてくれるので便利です
重要度や前回発表時に何pips動いたかも教えてくれるのでそれを見てどうトレードするか考えるのもいいでしょう
よくある質問
FXのエントリーを感覚だけで行うのは問題ですか?
“なんとなく上がりそう・下がりそう”という直感だけのエントリーは再現性が低く、長期的に勝ち続けることが難しくなります。
エントリー条件を明確化し、理由を説明できる状態で取引することが大切です。
指値注文・逆指値注文はどんな場合に使うべきですか?
チャートを常に見られない状況や、狙った価格帯まで待ちたいときに有効です。
感情に左右されず、計画的にエントリーできるメリットがあります。
“緊張→ブレイク”パターンとは何ですか?
価格の動きが小さく収縮したあと、一気にどちらかへ抜け出す動きのことを指します。
トレンド発生の前兆になりやすく、エントリーの根拠にしやすいポイントです。
高値圏・安値圏でのエントリーは危険ですか?
反転しやすい領域のため、損切を置かずにエントリーすると大きく負ける可能性があります。
必ず損切の計画を立て、過信せずに慎重に判断することが必要です。
オーダーブックを見るメリットは何ですか?
どの価格帯に買い・売り注文が溜まっているかを把握でき、反発やブレイクポイントの参考になります。相場参加者の心理を理解する材料として役立ちます。
経済指標発表前後のエントリーは避けた方が良いですか?
発表前後は方向が読みにくく、急変動のリスクが高まります。初心者はこの時間帯を避け、落ち着いた相場環境で取引するほうが安全です。
トレンド転換を事前に予測することは可能ですか?
完全に予測することはできませんが、チャートパターンや出来高、ロウソク足の変化を観察することで兆候を掴める場合があります。ただし予想に依存しすぎず、必ずリスク管理を伴う判断が重要です。
会社員などチャートを見続けられない人に向いているエントリー方法は?
指値や逆指値を活用した事前計画型のエントリーが向いています。重要価格帯をあらかじめ設定することで、チャートを監視しなくても有利な場所で入ることができます。
インジケーターはエントリー判断に必須ですか?
必須ではありません。水平線やチャート形状、勢いの変化など、価格の動きを重視するだけでも十分戦えます。インジケーターは補助的な役割として活用すると効果的です。
この手法だけでFX初心者が勝てるようになりますか?
この記事で紹介している内容はエントリー判断の基礎です。継続的に勝つためには、資金管理、損切・利確のルール、感情コントロール、過去検証の積み重ねが不可欠です。
まとめ
エントリーのタイミングについて考察しました
次の5つを基準にタイミングを考えられそうです
- チャートの緊張→ブレイク
- 高値圏、安値圏
- バックオーダー
- イベントの時間










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