証券会社ってどうやって選べばいい?
株取引を始めるのに、必ずやらなくてはいけない証券口座の開設、しかし、最初はどこの証券会社を選べばいいかわからないですよね。そんな人の参考のために、僕の使っている3社(楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券)を紹介します。
関連記事:NISAとは?証券会社が決まったら普通の口座と一緒にNISA口座も開くべき
証券会社選びの基準①手数料
株式を売買するときには、手数料が発生します
証券会社を選ぶうえで手数料は大事です
どんなにトレードがうまくなっても絶対にかかるお金なので、一番大事です
100株買うときにだいたい100円くらいかかります
100円くらいなら大したことないじゃんと思うかもしれませんが、デイトレードなど短期で売買を繰り返す場合は馬鹿にできません
証券会社ごとに取引量に対する手数料の変動とか、NISA口座なら手数料無料とかいろいろ変わるので、自分の取引スタイルに合った手数料設定の証券会社を選びましょう
証券会社選びの基準➁取り扱い銘柄
国内のメジャーな銘柄の場合、だいたいどの銘柄でも取引きできますが少しマイナーな銘柄は取引できない場合があります
取り扱い銘柄数、どの証券取引所に上場している銘柄が売買できるのかは証券会社のホームページで確認できるので比較してみましょう
最初は日本の会社の株を買いたくて投資をはじめても、アメリカの株を後から買いたくなることも十分あり得るので、海外の取り扱い銘柄も見ておくといいと思います
証券会社選びの基準③トレードツール
売買できれば何でもいいと思うかもしれませんが、これも結構重要です
まず、証券会社によって、取引ツールの見やすさが全然違います
また、出せる注文の方式も証券会社によって異なります
PCソフトとスマホアプリそれぞれのツールが自分にあうかどうかを確認してみましょう
楽天証券
NISA口座の取引手数料無料
僕が楽天証券を選んだ理由はNISA(少額投資非課税制度)の口座での取引の手数料が無料だから。このサービスのある証券口座は別に珍しくないです。笑
口座開設は無料なので、あまり下調べはせずとりあえず聞いたことある楽天という名前で決めたようなものです。ただ、最初の資金が少ない人にとっては取引のたびに手数料が数百円かかってしまうのは少し気になるところでもあると思います。そういう人は、NISA口座の取引手数料無料の会社、というのを証券会社選びの基準にしてもいいかもしれないですね。調べてみると下記の会社も同様のサービスがあるようです。
・松井証券
・GMOクリック証券
・SBI証券
・マネックス証券
NISA口座は1人につき1つしか開設できません。つまり、楽天証券で1つ、SBI証券でも1つNISA口座を開くみたいなことはできないので、注意が必要です。後からNISA口座を開く会社を変えることはできますが、手続きをするのが面倒な方は、取引きツールなど各社の特徴をきちんと調べてからNISA口座を開設することをお勧めします。
取引ツール マーケットスピード
株の売買などは証券会社のページからも行えますが、各証券会社が開発している取引ツールを使うとチャート分析などの投資家っぽいことが、できるようになります。
これは口座開設後に知ったのですが、楽天証券の取引ツール、マーケットスピードは結構評判のいいソフトみたいです。細かい説明は割愛しますが初心者でもある程度の触り方は分かりますし、四季報が見れます。
楽天証券の口座に三十万円の資金をいれておけば、ずっと無料で使えます。
マネックス証券
平等なIPO抽選
二つ目に口座を開設したのがこの会社です。理由はIPO(新規公開株)の抽選ルールです。
IPOとは、市場に新たに上場する会社の株のことで、市場で売買が始まる前に抽選を行い、それに当たった人だけが先行して株を買うことができます。このときの株価よりも、上場日につく株価(初値)が高くなることが多く、このIPOの抽選に当たれば、高い確率で利益を得ることができるといわれています。
なので、なんとしても当てたいIPOの抽選なのですが、この抽選方式は会社ごとに違っており、これが結構重要です。おおざっぱにいうと抽選方式は、下の2通りに別れます。
・平等抽選
・株の売買などの実績に応じた抽選
平等抽選は読んで字のごとく、応募者の全員に当たる可能性が平等にあります。
一方で、後者の抽選はそれまでにその証券会社で行った売買の回数や金額に応じて、抽選に当たる確率が変化し、たくさん取引をした人の方が有利になるようになっています。(詳しくは各証券会社のサイトなどでご確認ください。)
弱小投資家の僕にとっては、後者の方式で抽選に当たる可能性はほとんどありません。
そんなわけで、完全平等抽選を行っているマネックス証券の口座を開設しました。
取引ツール、トレードステーション
2020/5/17追記
トレードステーション日本株のサービスは2020/8/7で終了します。。。
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楽天証券のマーケットスピードと比べてより多彩な機能が搭載されています。その分、初心者にとっては使いづらい部分もありますが、使いこなせれば細かい条件で銘柄を探したり、自動売買もできるようになります。
また、機能が複雑と書きましたが、サポートも手厚く、各機能のマニュアルがあったり、Youtubeにマネックス証券の講師の方が説明してくれる動画もあります。株の取引に関する動画もあるので、他の口座で取引を行う人にも役に立つと思います。
欠点はいくつか売買の機能が制限されることで、IPOの抽選への申込みもトレードステーション利用中は行うことができません。
運に頼らず自分でどんどん取引を行って利益を出したい人には、いいサービスだと思います。
カブドットコム証券
トレーリングストップ注文
楽天証券、マネックス証券を使ってしばらく取引をしてみて思ったことがありました。
買った株を株価が上昇して、上がりきったところ、もしくはそこから少し下がったところで売りたいと。
しかし、常にパソコンの画面を見ていられるわけではないので、株価を指定して売り注文をするわけですがその値が安すぎると、もっと利益をとれたのにとなったり、高すぎるとそこまで株価が上昇する前に下落がはじまったりということが何度もありました。
その問題を解決する都合のいい注文方法がないかと探していたときにカブドットコム証券のこの注文方法を見つけました。
トレーリングストップ注文では、今回の例にそっていくと高値から何円下がったところで売り注文を出すという設定ができるのです。つまり、うまくいけば利益をしっかりとることができるし、下落が早く始まった場合でも、ある程度株価が下がると売り注文を出してくれるので損失を小さくできます。
これで、楽々稼げる!と思ってカブドットコム証券の口座を開設したのですが、現実は甘くありませんでした。
詳しい説明は割愛しますが、なかなかいい感じの設定をするのが難しいなと自分では感じました。この機能自体はとても便利な機能だと思いますが、もう少しちゃんと考えて使おうと思って、最初の1回以降全く使っていません笑
関連記事:株の売買方法いろいろ
kabuナビ
カブドットコム証券にもトレードステーションや、マーケットスピードのような取引ツールがありますが、私は前述の2つで十分だと思っているのでカブドットコム証券のツールは使ってません。
かわりに、ホームページから使えるスクリーニング機能について紹介します。
スクリーニングとは銘柄を様々な条件で絞り込むことです。日本の上場銘柄の数は3000以上あり、その全ての会社のことを調べるのは大変です。なのでこのスクリーニングが結構大事だと思います。
kabuナビは、条件の種類が多く、使いやすいので、個人的にはバランスがちょうどいいです。スクリーニングで絞り込んだ銘柄の財務情報やチャートなどを画面に並べて見ることもできるので、候補をさらにしぼるのにも役立ちます。
まとめ
個人的に思う楽天、マネックス、カブドットコムの特徴をまとめてみました。
これ以外の証券会社にする場合も、今回述べたようなポイントに注目して選ぶといいと思います。
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