FXにはいくつもの通貨ペアが存在します
それらの通貨ペアの中には相関関係をもつものがあり、レートの動きを予想するのに役立ったりします
今回は通貨ペア同士の関係性についてみていきたいと思います
関連記事:FXってどんな通貨ペアがあるの?
相関係数とは
相関係数というのは別にFXのチャートに限った話ではなく、一般的にデータの関係を示すのに使う指標です
相関係数はー1から1までの値をとります
目安は以下の通りです
正の相関とは、2つの値のうち一方が増加するともう一方も増加する傾向にある状態をいいます
相関係数は以下の式で求められます
ということらしいですが、これ以上詳しくはFXとは別の話題になってしまうので割愛します
興味のある方は以下のリンク先に詳しく書いてあるので読んでみてください
FXにこの相関係数を当てはめると、相関係数が1に近いほど2つの通貨ペアはお互い、同じような動きをしやすく、-1に近いほど逆の動きになる傾向があるということですね
一つ注意が必要なのは、常に相関係数は一定というわけではなく、ある時点でのレートを切り取って算出されるということです
あくまでその時点ではこういう相関関係があるよということがわかるだけで、未来のチャートを100%予想できるものではありません
実際の相関係数
OANDAという証券会社のサイトには各通貨ペアの相関係数がのっています
ぱっとみて相関の強さがわかるBubbleやHeatmap,実際の数値がわかるTableなど3つの表示を切り替えられます
更に1時間から1年まで期間ごとの相関も見えます
余談ですが、OANDAは他の証券会社があまりやってないようなデータを提供してくれるので面白いです
さて、話を戻して実際のレートではどの通貨ペアが相関関係をもっているのでしょうか
私が取引しているドル円と他の通貨ペアについて見ていきたいと思います
期間によって、強い正の相関と強い負の相関が混在する通貨ペアなどもあり一概にはいえないですが、おおざっぱに言うとこんな感じ
強い正の相関 AUD/JPY, GBP/JPY, USD/CHF
強い負の相関 EUR/GBP, EUR/JPY
実際に相関係数の絶対値が大きくなっているところのチャートを見てみるとこんな感じ
こちらは正の強い相関がでているドル円と豪ドル円の比較
確かに同じぐらいの時間にレートが上昇しています
一方、負の強い相関が出ているドル円とユーロ円の比較がこちら
あんまり逆じゃないような気が。。。
データの見方が間違っているのか相関係数とはこういうものなのかわかりませんが、実際にトレードを考えるうえで取り入れるには注意が必要かもしれません
まとめ
相関係数について、どんなものか、どういう意味があるのかがわかりました
この数値だけでトレードの判断をすることはできないと思いますが、自分がトレードしている通貨ペアと相関関係の強い通貨ペアのレートが上昇したらトレードしている通貨ペアも上昇する可能性が高いとかっていうふうに使うことができそうです
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