通貨の種類
FXでは世界各国のいろいろな通貨が扱われています。
通貨ごとに特徴があり、それをつかむことがトレードの勝ちにもつながります。
主要な通貨についてまとめてみました。
USD 米ドル
外貨といえば、まず思いつくのはやっぱりアメリカドルですね
アメリカだけでなく、カリブ海の国やカンボジア、東ティモールといった東南アジアの国でも使えるらしいです。
世界の経済の中心であるアメリカの通貨だけあって、その相場は他の通貨の相場にも影響を与えます。そのため、アメリカの経済指標はとくに注目されています。
2000年代のITバブル崩壊、アメリカの経常赤字と財政赤字、BRICsの台頭などでドルの地位は後退したものの、他に代わりになる通貨が存在せず、今も基軸通貨としての地位を維持しています。
地政学リスクや政治リスクなど、投資家がリスクを回避したい(安全志向が高まる、リスクオン)局面では、ドル/円相場では、円が買われ、ドルが売られる傾向があります。
しかし、対円を除いた主要通貨ではドルは買われることが知られています。
EUR ユーロ
EUに参加している28ヶ国のうち、19ヶ国が法定通貨として採用しています。
アンチドル
ドルに何か悪い要因があると、ユーロが買われるという現象がよく見られます。
また、オセアニア通貨はユーロに追随した動きを示す傾向があります。
ユーロコイン指数、ドイツの指標と相関性が高いといわれています。特にIfo経済研究所が発表するIfo景気指数や、欧州経済研究センターが発表するZEW景気指数は注目したい指標です。
EUR/USDはFXの中心銘柄であり、スプレッドが狭いため、スキャルピングの選択肢として有力です。
私が参考にしているFXの本にはEUR/USDだけに通貨ペアを絞ってトレードをするようにかいてありました。
それだけ、通貨ペアごとに特徴の違いがあり、それぞれの特徴をつかむことがFXで勝つために必要なのかもしれません。
GBP スターリングポンド
略称をみても、略さない名称を見ても、私はピンときませんがイギリスの通貨です。
Wikipedia で調べてみるとこんな風に書いてました。
通貨単位としてのポンドは、本国を旧宗主国とするイギリス連邦諸国で用いられ、エジプトなどでは現在も用いられているが、単にポンドというと通常イギリスのポンドのことを示す。
通貨記号は £、国際通貨コード (ISO 4217) は、GBPであるが、STGとも略記する。
呼称としてはポンド、スターリングの他に quid が用いられることがある。日本ではイギリス・ポンド、または英ポンド(えいポンド)と呼ばれることも多い。 引用:Wikipedia スターリング・ポンド
GBPはGreat Britain Pondとか?
第二次世界大戦終戦まえまでは、世界の基軸通貨として機能していました。
値動きが大きい
テロの対象となりやすい国の通貨である、イギリス国内での取引が盛んであり、流通量が少ない通貨であるという特徴から、ハイリスク・ハイリターンを好む投資家から短期売買での大口取引が発生しやすいため、他の代表的な通貨と比較して、短期的に激しい値動きをする傾向があります。
高い金利
イギリスは、国内での消費が盛んであり、自給率が高い国ですので、ポンドは金利の高さに強みをもっています。
イギリス国内の消費物価上昇率や失業率といった経済状況をチェックしておくと、動向がつかみやすいかもしれません。
通貨ペアのよくある質問
なぜ「通貨ペア」がFXで重要なのですか?
FXでは、2つの通貨を交換する取引を行います。「通貨ペア」とはその交換対象となる2通貨の組み合わせを指します(例:USD/JPY=米ドル/日本円)。通貨ペアを理解することで、どの通貨を買ってどの通貨を売るか、そしてその値動きの意味を把握できます。
どの通貨ペアを選べば初心者に向いていますか?
初心者には、取引量が多く流動性が高く、情報が手に入りやすいメジャー通貨ペアが向いています。代表的なものは米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)などで、スプレッドが狭く取引コストが低いのが特徴です。
「基軸通貨」と「決済通貨」とは何ですか?
通貨ペアにおいて、左側の通貨を「基軸通貨(ベース通貨)」、右側を「決済通貨(クォート通貨)」と呼びます。例えば「USD/JPY」であればUSDが基軸通貨、JPYが決済通貨です。この表記によって「1USD=何JPYか」という価格が示されます。
なぜ通貨ペアごとに値動きの特徴が異なるのですか?
通貨ペアは、構成する国や地域の経済状況・金利・地政学リスクなどに影響を受けます。たとえばポンド(GBP)は値動きが大きく、ユーロ(EUR)は比較的安定しています。各通貨の特徴を理解して取引に活かすことが大切です。
「メジャー通貨ペア」と「マイナー通貨ペア」の違いは?
メジャー通貨ペアは、米ドルやユーロなど世界で取引量が多い通貨同士の組み合わせです。マイナー通貨ペアは新興国通貨など流動性が低い通貨を含む組み合わせで、スプレッドが広く値動きも激しい傾向があります。
「スプレッド」とは何ですか?なぜ重要ですか?
スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差のことを指します。スプレッドは実質的な取引コストであり、狭いほどコストが安くなります。頻繁に取引を行う場合、スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶのが有利です。
通貨ペアを選ぶ際に「情報の多さ」はなぜ重要ですか?
為替相場は経済指標や金融政策、ニュースなど多くの要因に影響されます。情報量が多い通貨ペアであれば、相場の変化を把握しやすく、分析や判断もしやすくなります。初心者は情報が集めやすい通貨ペアを選ぶのが安心です。
初心者は同時にいくつの通貨ペアを扱うべきですか?
初心者のうちは、複数の通貨ペアを同時に扱うと混乱しやすくなります。まずは1~2ペアに絞って集中するのがおすすめです。慣れてきたら、他の通貨ペアにも少しずつ手を広げていくと良いでしょう。
「スワップポイント」とは何ですか?通貨ペア選びにどう影響しますか?
スワップポイントとは、2国間の金利差によって発生する調整額で、ポジションを保有している間に受け取ったり支払ったりします。高金利通貨を買う通貨ペアではスワップを得られる場合がありますが、為替変動リスクも伴います。
主要通貨ペアを扱う上で注意すべきリスクは何ですか?
主要通貨ペアでも、為替変動・金利の変化・突発的なニュースなどで大きく動くことがあります。レバレッジをかけすぎたり損切りを怠ったりすると、大きな損失を招く可能性があります。常に資金管理を徹底することが重要です。
通貨ペアのまとめ
FXにおける「通貨ペア」は、取引の基礎となる重要な概念です。通貨ペアとは2つの通貨を組み合わせたもので、どちらを買い、どちらを売るかによって利益や損失が生じます。
初心者はまず、取引量が多く情報が豊富なメジャー通貨ペア(例:USD/JPY、EUR/USD)から始めるのが安全です。これらはスプレッドが狭く、相場分析もしやすいという特徴があります。
また、通貨ごとに値動きの特徴やスワップポイント(金利差による利益・損失)が異なるため、自分の取引スタイルやリスク許容度に合った通貨ペアを選ぶことが大切です。
一度に多くの通貨ペアを扱うのではなく、最初は1〜2ペアに絞って値動きの傾向を学び、徐々に取引の幅を広げていくのがおすすめです。
通貨ペアの特性を理解し、情報収集・資金管理を徹底することで、安定したトレード判断ができるようになります。




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