株の売買タイミングをRSIではかる 値動きの底と天井がわかれば勝てる

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株価の底と天井はどこ?

おしゃれな天井

株取引を行っている人なら誰しも、株価がもっとも安いときに買って、上がりきったところで売りたいと思います。

しかし、実際のトレードでそれを行うことは簡単ではありません。株価の底がわかるのは下落トレンドが終わって、ある程度、株価が上がってからですし、株価の天井についても同じことが言えます。

その株価の底や天井を知るために、投資家はいろいろな方法を模索するわけです。

そんなときに役立つかもしれない指標がRSIです。今回は、このRSIの意味、使い方を調べてみました。

関連記事:インジケーターでだめなら迷信にすがるのも意外とあり?

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RSI(Relative Strength Index,相対力指数)

名前だけ見てもどんなものか全く想像がつきません。

簡単にいうと、銘柄の株価の上がりすぎ、下がりすぎを表す指標で、この数値が高いと株価が上がりすぎているからもうすぐ売られ始めて、株価が下がるのではないか、みたいな考え方で使われます。

では、このRSIの数値はどのようにして計算されているのでしょうか。

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RSIの計算

証券会社のホームページなどで調べれば、RSIの数値は出てくるので実際に自分でチャートを見ながら計算をする必要はありませんが、この指標の本質を考えたりするうえでは式を知っておくのも必要だと思います。

そこまで複雑な式でもありません。

RSI(%) = ある期間の値上がり幅の合計÷(値上がり幅の合計+値下がり幅の合計)×100

値上がり幅、値下がり幅とはある日、週の終値とその前日、前週の終値との差です。これをある期間分足し合わせます。

“ある期間”としてよく使われるのは日足(1日の値動きを1本のローソク足で表す)なら9日、14日、22日、30日、週足(1週間の値動きを1本のローソク足で表す)なら9週、13週、26週の期間です。

この期間が変わるとRSIの株価に対する”敏感さ”がかわります。

短いとより早めに買われすぎ、売られすぎの合図を出してくれますが、だましと呼ばれる、フェイントのような値動きにも反応してしまって、本当に反応すべき合図がわかりにくくなってしまいます。

期間が長いと合図がでるのは遅くなりますが、その分フェイントにはひっかかりにくくなります。
ちなみにこのフェイントをダマシといったりします

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RSIは高いと買われすぎ、低いと売られすぎを表す

RSIを求める式や実際のチャートを見るとわかりますが、株価の上昇が続くと計算式の分子が大きくなるため、RSIは高い数値となります。逆に下落が続いた場合には、株価が上昇する日は少なくなっているので、RSIの数値は小さくなります。

株価の上昇が続くと投資家に、これだけ上昇が続いたのだから反転するだろうという気持ちが出てきます。そして、利益を確定しにいくという行動に出る人もいるでしょう。

自分が持っている銘柄に対して、他の投資家が株を売り始めるタイミングがわかれば、自分は利益を目一杯とることができます。

RSIが70%を超えると高すぎ、30%を下回ると安すぎといわれることが多いです。

関連記事:買われすぎ、売られすぎといえばこの指標もあります

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RSIのもうひとつの性質

ここまで書いてきたように、RSIは株価の高すぎ、安すぎの判断をするのに使われることが多いですが、これとは違うことを言っている人もいました。

RSIは株価の上昇が続くと高い値になると書きましたが、それはつまり上昇トレンドが発生しているということです。

この上昇トレンドの勢いが強く、他の投資家が”このトレンドに乗れば、利益が出せる”と判断すれば,RSIの数値が高くてもその後も株価が上がっていく可能性があります。

この考え方でいくと、RSIは上昇トレンド、下落トレンドが発生している銘柄を探す指標としても使うことができそうです。

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RSIのよくある質問

RSIとは何ですか?

RSI(Relative Strength Index:相対力指数)は、株価の上昇と下落の強さを数値化したテクニカル指標です。一定期間の値上がり幅と値下がり幅を比較し、相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するのに使われます。数値は0〜100で表示され、トレンドの強弱を簡単に把握できます。

RSIの買われすぎ・売られすぎの目安は?

一般的に、RSIが70%以上なら買われすぎ、30%以下なら売られすぎと判断されます。ただし、相場の流れが強い場合はこの限りではなく、上昇トレンド中は高い数値のまま推移することもあります。

RSIの期間設定はどのように決めればいい?

期間設定は分析したい時間軸やトレードスタイルによって異なります。短期トレードなら9日など短め、スイングや中期投資なら14日や25日が目安です。期間が短いほど反応が早くなりますが、ダマシの発生率も上がります。

RSIだけで売買判断しても大丈夫?

RSI単独で判断するのは危険です。RSIが買われすぎでも上昇が続くことや、売られすぎでも下落が止まらないことがあるため、移動平均線や出来高、チャートパターンなど他の指標と組み合わせて使うのが基本です。

RSIが高いまま下がらないのはなぜ?

強い上昇トレンドの時には、RSIが70%以上のまま推移し続けることがあります。これは相場の勢いが強いためで、必ずしも「天井」という意味ではありません。トレンドラインや移動平均との位置関係を確認して判断するようにしましょう。

RSIが低いのに反発しないのはなぜ?

下落トレンドが強い局面では、RSIが30%を下回ってもさらに下落が続くことがあります。RSIの低下だけで反発を予想するのではなく、サポートラインやローソク足の反転サインなどを併せて確認することが大切です。

RSIと他のインジケーターを組み合わせるには?

RSIはトレンド系指標と組み合わせることで精度が高まります。たとえば、移動平均線でトレンド方向を確認し、RSIで反発タイミングを測る方法や、MACDやボリンジャーバンドと併用するのも有効です。

週足や月足でRSIを使う意味は?

週足や月足のRSIは、中長期トレンドの転換点や買い時・売り時を判断するのに適しています。短期の値動きに惑わされにくく、長期投資のタイミングを計るのに役立ちます。

RSIのダイバージェンスとは?

RSIの動きと株価の動きが逆行する現象を「ダイバージェンス」と呼びます。たとえば、株価が上昇しているのにRSIが下がる場合は上昇の勢いが弱まっているサインとされ、トレンド転換の予兆になることがあります。

初心者がRSIを使う際の注意点は?

RSIの数値だけで判断せず、トレンドの方向や出来高も確認することが重要です。また、急なシグナルに反応してすぐ取引せず、複数の時間軸でRSIを比較することで、より信頼性の高い判断ができます。

 

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まとめ

RSIの特徴について書いてみました。

  • RSI > 70% ・・・買われすぎ
  • RSI  <  30%   ・・・売られすぎ
  • トレンドの強さによっては上記の考えに反して株価の上昇、下落が続く可能性もある

皆さんも指標の式や意味から自分なりの解釈を見つけると新しいトレード方法が発見できるかもしれません。

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