FXのインジケーターは分析を助けるサポートツール おすすめや使い方の注意点を解説

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FXのインジケーターはチャート分析を助けてくれる便利なツールです。

インジケーターを使うことで売買のタイミングがピタッと決まったり、相場のトレンドを見間違えることを減らせます。

ですが、インジケーターの使い方を間違えると分析結果も間違ったものになってしまいます。

この記事ではFXのインジケーターが重要な理由や、主なインジケーターの種類と意味、使い方の注意点を解説しています。

「どのインジケーターをどう使っていいかわからない」という初心者の方には、おすすめのインジケーターの組み合わせも紹介しているので安心してください。

 

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FXのインジケーターはチャート分析のサポートツール

FXにおける「インジケーター」とは、チャート上やチャートのそばに表示して分析をサポートするツールです。

インジケーターを活用することで、チャートの値動きのトレンドや相場の過熱感が分かりやすくなります。

ローソク足だけではランダムな上下の値動きに見えてしまいますが、

インジケーターがあることで目安ができるので、今の相場がどんな状況なのか把握しやすくなります。

以下の画像はチャートの下にストキャスティクスを表示させたものです。

水色のエリアからラインがはみ出すと買われすぎ・売られすぎを表すインジケーターですが、これがあることでチャートの注目ポイントが絞られてみやすくなります。

また、インジケーターを1つだけでなく複数組み合わせて分析することで、分析の精度をアップさせることができます。

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FXのインジケーターが重要な2つの理由

FXのインジケーターを使っていないトレーダーはいないといっても過言ではないくらい、インジケーターは重要です。

インジケーターが重要な理由は以下の3つです。

インジケーターが重要な2つの理由

分析できることはインジケーターによって異なりますが、インジケーターが重要な2つの理由はどのインジケーターにも共通です。

判断基準が安定する

FXのインジケーターを使うことでトレードの判断基準が安定します。

チャートというのは波打っていて、実体とヒゲがあって見方によっていろんな解釈があります。

日によってトレード判断がぶれていては安定した成績を残せませんし、あとから手法を分析してなぜ勝てたのか・なぜ負けたのか考えるときにも分析のしようがありません。

インジケーターはチャートの値動きの数値を使って計算されるので常に一定の基準で数字を出しています。

下の画像はストキャスティクスというインジケーターを表示させたチャートです。

数値が80を超えたら売るという基準をもってトレードすれば、インジケーターがはっきりと数字を出してくれるので、判断基準が「なんとなく」になりません。

なのでインジケーターを使うことで日によって判断基準を変えることなくトレードをすることができます。

感情に左右されなくなる

FXのインジケーターを使えば、判断基準が安定するのでトレードが感情に左右されなくなります。

FXトレードはお金が絡むので感情もゆさぶられやすい作業です。

負けがこんで熱くなってしまったり、逆に消極的になってしまってチャンスを逃してしまうことが誰でもあります。

FXのインジケーターを使えば一定の基準でサインを出してくれるのでこれに従ってトレードするだけでいいので、感情がトレードに影響しにくくなります。

インジケーターがあっても感情や勘を優先してしまうときもあるので、メンタルの安定も全トレーダーの課題です。

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FXのインジケーターは大きく2種類

FXのインジケーターはトレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターの2つに大別されます。

この2つのタイプで使い方が大きく違います。

それぞれどんな特徴があるか見ていきましょう。

トレンド系インジケーター

FXのトレンド系インジケーターは、値動きの方向感をわかりやすく示します。

FXのチャートは以下のように波打っています。

なので相場の方向感が分かりにくい場合があります。

トレンド系インジケーターである移動平均線を表示させると、線の向きでトレンドが判断できるので、よりトレンドがわかりやすくなります。

FXのトレンド系インジケーターは中長期のトレンド方向に沿った順張りのトレード判断に活用できます。

オシレーター系インジケーター

FXのオシレーター系インジケーターは相場の過熱感、いわゆる「買われすぎ、売られすぎ」を示すインジケーターです。

なので相場が反転するタイミングをつかむのにつかえるインジケーターであり、上下変動を繰り返すレンジ相場で逆張りをするときに使えます。

この記事の序盤で説明に使ったストキャスティクスもオシレーター系インジケーターです。

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先行指標と遅行指標

FXのインジケーターには、先行指標と遅行指標という2つのタイプがあります。

先行指標は将来の動きを予測するときに使われます。

一方、遅行指標は過去のトレンドからマーケットの勢いを分析するときに使われます。

どちらのタイプのインジケーターを使っているのか把握することはチャート分析するうえで重要なので注意しましょう。

指標タイプインジケーター
先行指標フィボナッチリトレースメント・サポート/レジスタンスライン・
遅行指標移動平均線・RSI・MACD・ストキャスティクス

先行指標

先行指標は、将来の値動きを予測することを目的としたインジケーターです。

そのため、最初からトレンド転換や価格高騰の波に乗れる可能性があります。

先行しているという点で遅行指標より先行指標の方が全面的に優れているように思えますが、先行指標にもデメリットはあります。

先行指標のデメリットは実際に大きな値動きが始まる前にエントリーするため、相場が逆方向に動くリスクがあるということです。

遅行指標

遅行指標はその名の通り、リアルタイムの相場の値動きからやや遅れる傾向のある指標です。

そのため遅行指標のシグナルが出る前に、リアルタイムの相場の値動きのトレンド転換や価格上昇が現れることが多いです。

つまり遅行指標のシグナルが出た時にはすでに手遅れで、利益のほとんどは取りこぼしているという場合もあります。

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FXのインジケーターは「ミーハー」で選ぶ

FXのインジケーターは、他のトレーダーがよく使っている人気のものを使うのがおすすめです。

その理由は以下の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

人気のインジケーターは多くのトレーダーが注目しているので値動きを予想しやすい

FXの値動きは「美人投票」です。

美人投票とは

有名な経済学者であるケインズが、株式投資を新聞投票で美人を選ぶ方法に例えた言葉です。
その新聞投票とは、投票者が100枚の写真の中から最も美しい6枚を選出し、その選択が投票者全体の平均的な好みと最も近い者に賞が与えられるというものです。
この場合、各投票者は自分の好みでなく、他の投票者の好みを考慮して選択します。

美人投票という言葉は株式投資に関しても、市場参加者の多くが値上がりするであろうと判断する銘柄を選ぶのが、有効な投資方法であるということを表しています。

なので多くのトレーダーが上がると思えば、トレーダーの買いが集中しレートが上昇します。

上がるという判断はインジケーターでするトレーダーが多いので、そのトレーダーたちが見ている可能性の高い人気のインジケーターを見ておけば、結果的に値動きが予想しやすくなります。

シンプルで使いやすい

FXのインジケーターの人気のものはシンプルなものが多く、「インジケーターのラインの方向で判断」、「ラインがクロスしたポイントで判断」、「インジケーターの数値が〇以上になったら買い」などわかりやすいです。

わかりやすい、使いやすいインジケーターを使うことでトレード判断で迷ったり、自分の勘を判断に入れたりすることが少なくなります。

使い方の情報が入手しやすい

FXのインジケーターもスマートフォンと同じように、「みんなが使っているものがいい」です。

もし使い方で困ったらネットやXですぐに情報が入手できることは人気のインジケーターを使う大きなメリットです。

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FXのおすすめのトレンド系インジケーター

FXのおすすめのトレンド系インジケーターを3つ紹介します。

FXのおすすめのトレンド系インジケーター

移動平均線

FXのトレンド系インジケーターの1つである移動平均線は、一目でローソク足の向かっている方向がわかるラインです。

複数のローソク足の終値を平均した値を結んだラインなのでローソク足の細かい上下やヒゲなどのノイズを排除して、大きな値動きの方向性がわかるようになります。

ボリンジャーバンド

FXのインジケーターのボリンジャーバンドは、値動きの方向性と勢いがわかるインジケーターです。

ボリンジャーバンドの基本構成は中央の移動平均線とその上下にオフセットしたσ、2σのラインです。

移動平均線は方向性を表し、σ、2σは移動平均線から離れれば離れるほど平均から乖離した状態であることを表します。

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)

FXのインジケーターの一目均衡表は、相場をサポートする水準や上昇を抑制する水準を分析するために使われるインジケーターです。

一目均衡表は転換線、基準線、2本の先行スパンそして遅行スパンで構成されています。

また、2本の先行スパンの間を雲と言います。

基準線と転換線の関係や遅行線の水準で、トレンドを予測することができます。

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FXのおすすめのオシレーター系インジケーター

FXのおすすめのオシレーター系インジケーターを紹介します。

FXのおすすめのオシレーター系インジケーター

MACD(マックディー)

MACDはFXのオシレーター系インジケーターの1つで、2本のラインが交差するタイミングから買い・売りシグナルを読み取るインジケーターです。

MACDはMoving Average Convergence-Divergenceの頭文字をとったものです。

MACDはMACDラインとシグナルライン、ヒストグラムの3つの要素で構成されています。

MACDが短期の移動平均と短期の値動きのトレンド、シグナルが長期のトレンドを表すので、MACDがシグナルを下から上に跨いだら買いシグナル、MACDがシグナルラインを上から下に跨いだら売りシグナルと読みます。

RSI(アールエスアイ)

FXのインジケーターであるRSIは買われすぎ・売られすぎをパーセンテージで表すインジケーターです。

一般的に20%を下回ったら売られすぎで、買いシグナル。80%を上回ったら買われすぎで売りシグナルとされています。

ストキャスティクス

FXのインジケーターのストキャスティクスもRSIと同様パーセンテージで買われすぎ・売られすぎを表すオシレーター系インジケーターです。

ストキャスティクスの場合は%K・%D・スロー%Dという3つのラインで構成されており、これらの値が一定値を超えた時に買われすぎ・売られすぎを判断します。

また3つのラインの組み合わせから分析をするトレーダーもいます。

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FXのインジケーターのおすすめの最強組み合わせ3選

FXのインジケーターには得意な場面と苦手な場面があります。

例えばオシレーター系インジケーターはレンジ相場で逆張りするときにはうまく機能しますが、トレンド相場では常にサインがでているのに相場はその逆に動き続けるという具合です。

インジケーターを組み合わせることでお互いの弱点を補いあって分析をすることができるようになります。

FXのインジケーターのおすすめの最強組み合わせ3選

移動平均線とRSI

移動平均線で値動きの方向性を判断し、レンジ相場になった時はRSIで逆張りをすれば、お互いの弱点を補って分析ができます。

移動平均線で上昇トレンドが発生していることがわかっているとします。
上昇トレンドならいいタイミングで買いたいので、RSIが買いシグナルを出したときに買うとよいでしょう。

逆にRSIで売りサインが出ていても、移動平均線で上昇トレンドであることがわかれば無理にショートでエントリーする必要はないことがわかります。

逆に移動平均線が横ばいで方向性がないときは、レンジ相場と考えてRSIメインの分析に切り替えましょう。
RSIの買いシグナル・売りシグナルがでたときに素直にそれに従えばレンジ相場の抵抗線・支持線の間で利益をつみかさねられるでしょう。

ボリンジャーバンドとMACD

ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせることでMACDのダマシを回避することができます。

MACDで買いシグナル(MACDラインがシグナルラインを下から上にぬける)が出たら、次はボリンジャーバンドを確認します。

ボリンジャーバンドは値動きが活発になってくるとエクスパンジョンという各バンド間の幅が広がる動きをします。

MACDのサイン→ボリンジャーバンドのエクスパンジョンの組み合わせを待つことで、ダマシを回避できます。

RSIとMACD

MACDでは相場の方向性はわかりますが、どこで売買すればいいのかそのタイミングがわからない場合があります。

これを相場の過熱感がわかるRSIで補います。

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FXのインジケーターを使う時の注意点

FXのインジケーターはとても便利で使うべきですが、万能というわけではありません。

以下のような注意点があることも知っておきましょう。

インジケーターの表示は3つ以下にする

FXのインジケーターは同時に表示させるインジケーターは多くても3つまでにしておきましょう。

インジケーターにはそれぞれサインがありますが、それらのサインがすべて重なった時を売買タイミングとするとかなりトレード頻度が低くなってしまいます。

逆に1個1個のインジケーターのサインはバラバラに出ることが多いので1個でもサインがでたら売買するということにしてしまうとなんでもかんでもトレードすることになってしまいます。

またインジケーターが多く表示されていると何かと理由をつけてトレードしたくなってしまうというトレーダーの困った心理も働きます。

これらのことからインジケーターは3つ以下でしっかりトレードルールを守ってトレードできる環境をつくりましょう。

絶対予測通りになるわけではない

FXのインジケーターは百発百中ではないことは肝に銘じておきましょう。

買いサインがでたからといって必ずその後レートが上昇するとは限りません。

これは複数のインジケーターを組み合わせたとしても同じです。

「もし予想が外れたとしても、損失は〇円以内に収まるようにどこで損切りする」ということを決めてトレードするようにしましょう。

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FXのインジケーターを活用するコツ

複数の時間軸で使う

FXのインジケーターで間違った予想をしないためには、複数の時間軸を確認し、インジケーターの出しているサインを吟味しましょう。

例えば、5分足で買いのサインが出ている場合でも、30分足で見ると下降トレンドとなっている場合があります。

5分足だけ見ているとレンジ相場に見えても、少し長い時間足でみると下降トレンドの小休止でしかなかったりするのです。

また、複数の時間軸を見ておけばより強い値動きのきっかけが見つけやすくなります。

トレーダーごとに5分足でスキャルピングするトレーダー、1時間足でデイトレードするトレーダーなどいろんなスタイルがあります。

スタイルが違う人同士で同時に買い判断をするタイミングがあれば、買いが集中するので強い値動きになりやすくなります。

複数の時間軸でチャートを観察してこのようなポイントを見つけることも利益を上げるためには重要です。

ファンダメンタル分析と合わせる

FXのインジケーターはいわゆるテクニカル分析のためのツールでありチャートの中だけの世界での分析です。

ですが、FXの値動きには現実世界のニュースも影響します。

現実世界の出来事がFXの値動きにどう影響するのかを考えるのがファンダメンタル分析です。

例えばアメリカで突然大きな経済のニュースが出たら、これまでのテクニカル分析的なシナリオが関係ないような値動きをすることがあります。

チャートの中だけでなく、チャートの外にも目を向けるようにしましょう。

トレードスタイルに合わせてインジケーターを使い分ける

もしあなたがスキャルピングとスイングトレードなど複数のスタイルでトレードをする場合は、スタイルに合わせてインジケーターを使い分けましょう。

スキャルピングをするときはより敏感に値動きに反応するストキャスティクスなどのインジケーターを、スイングトレードなど長い目線でトレードをするときは移動平均線を使うなどです。

またインジケーターの参照する期間などのパラメーターもスタイルに合わせて、ダマシがでやすいけど敏感に反応するよう短期にしたり、鈍感だけど大きな値動きの流れがわかりやすい長期にしたりなど工夫しましょう。

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FXのインジケーターのよくある質問

Q
移動平均線の時間足はどれがいい?
A

移動平均線はどの時間足でも使うことができます。まずは自分でトレードする時間足を決めて、それにあわせた移動平均線の期間を検討しましょう。

Q
インジケーターの使い方とは?
A

インジケーターの主な使い方は相場の方向性の確認と売買タイミングの分析です。

インジケーターごとに上記2つのどちらかしかできないもの、両方できるものがあります。

Q
インジケーターの期間はいくつがいい?
A

インジケーターの期間は手法やインジケーターの種類によって異なりますが、インジケーターごとによく使われる期間があります。

インジケーター期間
RSI14日
移動平均線(日足)5日・20日・25日・50日・75日など
RCI9日
インジケーターとよく使われる期間

その他1日・1週間・1か月などキリのいい期間と重なるように設定されることが多いです。

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FXのインジケーターのまとめ

FXのインジケーターが重要な理由、代表的なインジケーター、使うときの注意点について解説してきました。

FXのインジケーターは相場の動きや他のトレーダーの動きを分析したり予測したりするために必須のツールです。

ですが、使い方を間違ったり鵜呑みにしすぎてしまうとトレードが上手くいかない場合もあります。

インジケーターの特徴を知ってFXトレードの成績を上げていきましょう。

 

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