年金が足りなくなりそうだから、老後のお金をがんばって自分で用意してね^^みたいなニュースが流れている昨今です
株やFX、ブログやyoutubeなど副業で稼ぐのも一つの方法ですが、家族がいたり仕事が忙しすぎたりで副業に時間をさけない人もいると思います
そんな人でもできる資産形成として、保険とか投資信託とか今回のテーマの個人年金、確定拠出年金があります
今回、個人年金と確定拠出年金がどんなものなのかまとめてみました
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この記事を読んでわかること
- 個人年金、確定拠出年金とは
- 個人年金と確定拠出年金の違い
個人年金とは
個人年金は生命保険の一種で、国民年金などの公的年金とは別に保険会社などと個人で契約する年金保険のことです
一定期間保険料を支払い、決まった年齢になると年金として保険金を受け取れます
もし、年金を受け取れる年齢に達する前に死亡した場合は、それまで払った保険料相当のお金を死亡保険金として受け取れます
個人年金の種類
確定年金
被保険者の生死にかかわらず、一定期間年金を受け取ることができます
死亡した場合は遺族に支給されます
受け取り期間を60歳からの10年とした確定年金保険が最も一般的です
終身年金
被保険者が生きている間、一生年金を受け取れます
しかし、早くなくなると死亡保険金が払われません
有期年金
被保険者が生きている限り、決まった期間年金を受け取れます
満額受け取った場合は確定年金よりも年金額は多くなりますが、早くなくなると元本割れもあり得ます
支給開始からしばらくは遺族に年金を支払う保証期間付きのものが一般的です
変額個人年金
上の3つの個人年金は、年金額はあらかじめ確定しています
変額個人年金の場合は、保険会社の運用実績によって年金が変わります
運用成績が振るわない場合は元本割れもあり得ます
外貨建て年金
変額個人年金のうち、積み立て金の運用をドルなどの外貨で行うのが外貨建て個人年金保険です
為替レートの変動によって、損益に影響が出ます
また通常の個人年金保険より手数料が高いようです
確定拠出年金
確定拠出年金に以下3つのステップがあります
- 拠出
- 運用
- 受け取り
ひとつずつ見てみましょう
拠出
毎月、決められた金額を掛け金として支払います
運用
加入者は用意された商品ラインアップ(投資信託)の中から、掛け金を運用する商品を選びます
個別の銘柄を選ぶわけではなく、アメリカの債券、新興国の株などといったテーマを選択する感じです
それぞれの商品のテーマにそった運用をプロの投資家が自分の代わりにやってくれます
私が入っている企業型確定拠出年金の場合、毎月、選択する商品と、拠出金額の何%をその商品に使うかを自分で決められます
運用成績を見ながら、その時々にあった商品を選べば人よりいい成績を上げることも可能かもしれません
受け取り
原則60歳から現金で受け取ることができます
受け取り方法は年金、一時金、またはその組み合わせから選択できます
個人型と企業型がある
確定拠出年金には個人型と企業型があります
個人型がiDeCoと呼ばれているやつです こちらの方が聞いたことある人は多いかもしれません
企業型は会社の福利厚生のような感じで、やってる会社とやってない会社があります
個人型では、自分で掛け金額を決めて拠出します
企業型では会社が加入者(社員)ごとに掛け金額を決めて拠出します
個人年金と確定拠出年金の違い
掛け金
確定拠出年金には加入者の職業や年金導入状況に応じて、掛け金の上限が決められています
一方、個人年金では原則、そういった上限はありません
税金の扱い
確定拠出年金の場合
確定拠出年金の場合以下3つの税制上のメリットがあります
- 掛け金は全額所得控除
- 運用益が非課税
- 給付の種類によって非課税・控除対象
3つめの”給付の種類によって非課税・控除対象”についてはよくわからないのでもう少し詳しく説明します
確定拠出年金は年金の受け取り方法がいくつかあります
それぞれの受け取り方式での税制優遇についてみていきます
年金方式で受け取る場合
普通の年金のように分割で受けとる方式の場合、他の公的年金などの収入と合わせて、65歳未満なら70万円まで、65歳以上なら120万円までは税金がかかりません
一時金方式で受け取る場合
退職所得控除が受けられます
勤続年数に応じて控除額は変動します
退職所得控除額イメージ
個人年金の場合
所得税、住民税の対象となる所得金額から控除される金額に制限があります
所得控除額(所得税)・・・・最大4万円
所得控除額(住民税)・・・・最大2.8万円
まとめ
個人年金と確定拠出年金のざっくりとした仕組みや違いがわかりました
同じ年金と名の付く商品なのに、税制優遇に違いがあるのが意外でした
個人的には、所得控除額の上限がない確定拠出年金の方がいいのかなーと思いました
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