【一時差異等調整引当額?】J-REITの会計用語が難しすぎるので調べてみた

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J-REITとは投資家から集めた資金で、不動産を購入しその賃貸収入や売買益を投資家に分配する投資信託のようなもの

株の配当と同じように分配金という形で、株を保有している人には利益のおこぼれがもらえます

このたび、私が株を保有している投資法人から分配金の連絡があったのですが、その書類の中にいろんな名目のお金が登場していました

もらえる金額がわかればいいのですが、せっかくの機会なので勉強してみました

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もらえる”配当”の名目がいろいろ別れている

今回届いた書類には以下の名目の分配金的なものの金額がかかれていました

  • 利益分配金
  • 利益超過分配金
  • 一時差異等調整引当額
  • 出資剰余金
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利益分配金

利益の分配として投資家に対して支払われるお金のこと

通常の株式会社の”配当”に似ています

分配金の原資は投資法人の当期純利益です

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利益超過分配金

分配金のうち利益以外を原資とするもの

会計上は費用として計上される減価償却費のうち、実際は支出しないと予想される金額を利益とは別に分配するもので、会計処理上は資本の払い戻しとなります

減価償却費とは

企業会計において、長期間にわたって使用される資産を費用化することを減価償却という

資産の耐用年数と取得費用をもとに期ごとに資産の取得費用を計上する

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一時差異等調整引当額

“税会不一致による二重課税”を解消するためにできたものらしいです

といっても意味がわかりませんね笑

まず、税会不一致とは”税務上の所得”と”会計上の利益”との差をいいます

図のように税務上の所得の方が会計上の利益より大きくなると、実際の利益より税金を計算するときのベースの金額が大きくなり、法人の払う税金が大きくなってしまいます

そこで一時差異等調整引当額という利益以外からの分配金を税務上の計算にいれることで、税金を軽減できます

 もしかして税会不一致の税は税務で会は会計とか?

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その他の利益超過分配金

今回の場合、説明としては”出資剰余金”を原資とする資本の払い戻しである、と書いてありました

出資剰余金

ぐぐってもでてこなかったので、私の予想になってしまいます

株式会社の場合、資本剰余金というものがあります

資本取引(株の売買など)から生じた剰余金のことです

本業の利益が余ったものではないようで、配当金として分配することは認められていません

出資剰余金の場合は、投資家から集めたお金の余りということでしょうか

この出資剰余金の払い戻しということは、やはり出資者から集めたお金を返すという感じでしょうか

利益からの分配金とは異なる種類の分配金のようです

みなし譲渡

その他の利益超過分配金をもらうとみなし譲渡損益というのを計算し、確定申告をしないといけなかったりするようです

ここから少し遠回りして税制の話になります

財産を他の人にただであげた場合、あげた人は税金をとられません

しかし、もらった人がその財産を売って値上がり益を得た場合、その利益に税金がかかります

下の図で言うとCさんが譲渡所得にかかる税金を払わなければなりません

しかし、Cさんが売買をしなければ国は税金を永久にとることができません

それをさけるために、みなし譲渡所得があります

売買を行わなくても行ったと”みなし”、所得税が発生するのです

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まとめ

税金や会計の関係で同じもらうお金でもいろいろ種類があることが分かって少し賢くなった気分です

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