スワップポイント狙いのトレードはやめようと思った瞬間
高金利通貨として有名なトルコリラ。
2018年夏の大暴落以降、順調にリラ/円は上昇していました。
買えば、キャピタルゲインとスワップポイントでどんどん儲かる状態だったんです。
80万トルコリラもっていれば、スワップポイントで1日1万円の利益
持っているだけでかんたんに儲かる
そんな夢を見てしまっていました
一番失敗した部分だけ読みたい人はこちら
トルコリラで○○万円の損失を出した話
高金利通貨の罠
これまで、株の配当しか知らなかった私にとって、スワップポイントの仕組み自体、とても魅力的なものでした。
毎朝、決まった時間に外貨をもっていれば、スワップポイントがもらえるのです
半年とか1年に1回しかもらえない株の配当と比べたら、めちゃくちゃ多いです
仮に損がでても、スワップポイントである程度相殺できると、軽い気持ちでトルコリラを買いました
1回目の売買
厳密にいうと、このときが本当に初めてトルコリラのトレードをしたときではなく、小さい単位での売買は行ってました。
ですが、スワップポイント狙いで大きい資金をつぎ込んでトレードを行ったのはこの時が初めてでした。
それまで、他の通貨での取引も含めて、FXを初めて1,2週間で、数万円の利益が出ていた私は調子にのっていました。
トルコリラ/円は、そのとき単調にリラ高方向に進みつづけており、何度かトレードをしたときも、適当に買って放っておけば、含み益が発生しているような感じでした。
そんな適当なノリで、まだしばらくは、リラ高が続く、少なくとも大きくは下げないと思い込んで、80万通貨を多分ほとんど同じタイミングで買いました。
買ってしばらくの間はスワップポイントとキャピタルゲインで含み益がある状態でした。
ですが、特に出口戦略があったわけでもなく、とりあえず毎日1万円うれしいなーくらいのかんじでトレードをしていたので、どこで利益を確定するのが適切なのかもわかってませんでした。
そうこうしているうちに、リラ/円は下がり始めました。
1度含み損が10万円近くになると、頭では損切が必要と分かっていても、いつかはスワップポイントで相殺できるだろうという甘い考えに負けて、そのままにしてしまいました。
その後も、どんどん含み損は増えていき、為替差損だけでいうと40万円近くありました。
もうここまできたら引き下がれないと思い、スワップポイントが含み損を上回るまで持ち続けることにしました。多分、ふつうはダメなパターンですね。
このときは運のいいことに、そこから徐々にリラ/円は上げ始め、最終的には少しのキャピタルゲインと20万弱のスワップポイントを得て、手仕舞いました。
しかし、このとき、結果的にお金がプラスになったのが次のさらに大きな失敗につながる原因だったのかもしれません。
このつづきはこの記事で
まとめ
本当はトルコリラで私がした失敗2回分を1つの記事に書くつもりだったんですが、長くなりそうなので2つにわけます。
1、2回目の失敗に共通していることですが、トルコリラを買って放っておけばスワップポイントがもらえるので、最悪ずっと持ち続けていればなんとかなると考えて、値動きのことはあまり考えていませんでした。
これまで、順調に上がり続けているから大丈夫だろうくらいの感じで。
ただ、いざ下がり始めて含み損が出始めると、心は不安定になってきます。
もし、このまま下がり続けたらスワップポイントでは追い付かない、強制ロスカットされてしまう、という考えが頭をよぎります。
短期でも長期でも、トレードには事前に戦略をもって臨むべきだと思わされる出来事でした。
といっても、この後もう一回失敗するので、あまりこのときは身に染みてないんですけどね笑
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