FXのロスカットについてQ&Aサイトに質問が投稿されていました
この記事ではその質問に勝手にこっそり回答していきます
ロスカットはトレーダー全員の悩み
今回の質問はこれです
fx ロスカットばかりします。ロスカットあまりしない方は居ますか?
ロスカットとは含み損が出てしまったポジションを決済して、損失を確定する行為です
日本語で損切りということもあります
この質問者がいっているのはおそらく強制ロスカットで、使っている証券会社に設定された証拠金維持率を下回ってしまって、自動的に損切りされてしまう自体が頻繁に起きてっしまっているのだと推測します
強制ロスカットが頻繁におきるならロットを張りすぎ、もしくは含み損を引っ張りすぎ
強制ロスカットというのはかなり低い証拠金維持率になるまで含み損が増えないと発動しません
なので、この質問者は証券口座にいれているお金でトレードできる金額ギリギリまで取引量を増やしているか、もしくは含み損がでてもそのポジションを粘りすぎているのだと思います
もう1つ勝率の問題というのもありますが、まずは強制ロスカットが発動する前に自分でロスカットができるようになることが質問者のトレードの改善の第一歩だと思います
自分が許容できる損失額をポジションを持つ前に決めておいて、エントリーと同時にどうなったらロスカットするかも決められるようになるべきです
許容できる損失額の具体的な数字は人それぞれですが、トレード初心者の設定するべき目標はまずは相場に長く居続けることなので、4,5回負けが続いたとしてもトレードを始めたときと同じようなロットや値幅でトレードできるレベルに損失を留める必要があります
この損失をコントロールするためにトレーダーが直接操作できるのは取引量とロスカットレートです
いきなりレバレッジ25倍でトレードするのではなく、取引量は小さめにするのがいいです
ロスカットレートまでの値幅はトレードスタイルによりますが、狙える利益とのバランスを取って決めることが重要です
基本的に長期トレードのほうが長い時間をかけて大きい値幅を取ることが基本になるので、その分ロスカットレートも遠目におくことになります
また、エントリーポイントをより自分のシナリオの中の有利なレートにおくことでロスカットの損失金額をへらすことができます
ロスカットは値動きが自分の思ったシナリオから外れたときにするものなので、ロングするならそのシナリオの最もレートが低いときにエントリーするのが得策です
強制ロスカットをなくすためには、自分でロスカットをするようにする
屁理屈のようですがこれをするだけでほぼ100%強制ロスカットされることはなくなります
(超急激な値動きでロスカットレートで約定しない場合を除く)
ロスカット自体は悪いことではない
ロスカットをするときには損失が確定してしまうので、心理的には嫌なものです
ロスカットせずに含み損から目をそむけて含み益になるまで待つという方法もなくはないです
ですが含み損を抱えている状態になってしまうようなエントリー判断がそもそも間違っていたわけでそれを含み損を抱えてからウジウジ考えるのはおかしいのです
シナリオから外れる値動きになることはトレードをしていれば必ず起こります
エントリーをする時点で何割かの確率でロスカットすることになるということを自覚しておかなければなりません
また、値動きがシナリオから外れてしまった場合に、損失を極力減らすことが次のトレードにつながります
またロスカットをすることで、新たなエントリーポイントを探し始めることができます
ロングポジをもっていて含み損が増えてきた場面を想像してみてください
いつまでもロングポジを持っていると上にいかないかなーという願望を持ちながらしかチャートを見られません
でも一度ロスカットしてしまえば、ショートしたら稼げそうなチャートに見えてくることもあります
ロスカットしない人 良いパターン悪いパターン
ロスカット自体は悪いことではないと書きましたが、ロスカットしなくてすめばそれに越したことはありません
ただ、ロスカットしない人にも良いパターンと悪いパターンがあります
悪いパターンの場合、ロスカットをするとき=再起不能になるときという危険もはらんでいるので自分がそんなパターンに陥らないように気をつける必要があります
良いパターンのロスカットしない人
ロスカットしない良いパターンは単純に勝率がめちゃくちゃ高い場合です
値動きの予想がバシバシ当たれば、当然含み損を抱えることはなくロスカットする必要がありません
悪いパターンのロスカットしない人
ロスカットしない悪いパターンはロスカットを絶対にしないことです
つまり強制ロスカットまで絶対ポジションを決済しないことです
トレードを始めた頃にこの”絶対ロスカットしない作戦”が何回かうまくいってしまうとたちが悪いです
どうせいつかはプラ転するから大丈夫という考えが強化されてしまって、ロスカットの逆指値を設定しなくなってしまいます
細かい損切りなんてしなくても最終的にプラ転するのだからロスカットしたら機会損失になってしまうとさえ思うようになります
ですが、いつかは長期足の大きなトレンド転換が起きて、数百pipsの逆行が起きます
そのときには強制ロスカットが発動して、再起不能担ってしまう可能性もあります
結論 強制ロスカットはだめ でも計画的なロスカットは必要
最初の方に書いたように強制ロスカットはだめです
必ず自分が設定した逆指値でロスカットできるようにしましょう
自分で設定した、損失を許容範囲に抑えるためのロスカットは必要です
FXの値動きを完璧に予測することはできないのである程度の回数ロスカットしなければならなくなるわけではありません
ですが、頻繁に逆指値にかかるようならトレードのやり方を少し考える必要があるかもしれません
エントリーするレートが不利すぎる、トレンドの判断が間違っているなどの可能性があります
ロスカットのよくある質問
ロスカットとは何ですか?
ロスカットとは、トレーダー自身が損失を限定するために行う「損切り」のことです。相場が予想と反対方向に動いた際、一定の水準でポジションを自動的に決済する逆指値注文などを使って、資金を守る目的で行います。
なぜロスカットは重要なのですか?
ロスカットを設定することで、感情に流されて損失を拡大させるリスクを防げます。損切りのルールを明確に決めておくことで、冷静に取引を続けることができます。
ロスカットの設定はどのように行いますか?
ロスカットは「逆指値注文(ストップロス)」を使って設定します。具体的には、買いポジションならエントリー価格より下、売りポジションなら上にロスカットラインを指定します。
ロスカットラインはどのように決めればいいですか?
チャート上のサポートライン・レジスタンスライン、または損失許容額を基準に決めるのが一般的です。1回の損失が資金の2〜3%以内に収まるよう設定するのが安全です。
ロスカットを設定しないとどうなりますか?
ロスカットを設定していないと、相場が逆行した際に損失が膨らみ、最悪の場合は口座残高が大きく減少します。予期せぬ暴落や急騰にも対応できなくなるため、必ず設定しておきましょう。
自動売買でもロスカットは必要ですか?
はい。EA(自動売買)を使う場合でも、想定外の値動きに備えてロスカット条件を設定しておくことが重要です。プログラムが異常動作を起こす可能性もあるため、安全策として必須です。
ロスカットをどのくらいの頻度で見直すべきですか?
相場のトレンドが変化したり、ボラティリティが上がった際には見直しが必要です。定期的にチャートを確認し、リスクとリワードのバランスが崩れていないかチェックしましょう。
感情的にロスカットをためらってしまうときの対策は?
事前に数値でルールを決め、自動注文に任せることが効果的です。手動で判断すると「もう少し待てば戻るかも」と感情的になりがちですが、機械的に損切りを行うことで冷静さを保てます。
ロスカットを浅く設定しすぎるとどうなりますか?
ロスカットが近すぎると、ノイズ的な小さな値動きでも決済されてしまい、チャンスを逃す原因になります。ボラティリティに応じて適切な幅を取ることが大切です。
ロスカットと利確のバランスはどう取ればいいですか?
一般的には「リスクリワード比」を1:2以上に設定するのが理想です。たとえば、10pipsの損切りに対して20pips以上の利確を狙うように設定すれば、勝率が低くてもトータルで利益を出しやすくなります。
ロスカットのまとめ
ロスカットは、トレーダー自身が損失を限定するために行う「自発的なリスク管理」の手段です。
逆指値注文を活用してあらかじめ損切りラインを設定しておくことで、感情的な判断ミスや大きな損失を防ぐことができます。
ロスカットを「失敗」と捉えるのではなく、「資金を守るための戦略」として位置づけることが重要です。
トレードの一貫性を保ち、長期的に生き残るためには、明確なロスカットルールを設定して運用することが欠かせません。









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