ゴールドマンサックス 予想を上回る好決算

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BBCでゴールドマンサックスの業績についてのニュースがありました

ちょっと勉強していきましょう

引用元:https://edition.cnn.com/2024/01/16/investing/goldman-sachs-earnings-q4/index.html

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Goldman Sachs blows away earnings expectations

ニューヨークCNN-

ゴールドマン・サックスは第4四半期に大変良い業績をあげました。

同社は火曜の朝に、第4四半期の収益が約113億ドルに達し、1株当たり利益が5.48ドルだったと発表しました。

これらの数字はウォール街の期待を大きく上回るものでした。FactSetが調査したアナリストは、収益が108億ドル、1株当たり利益が3.62ドルになると予想していました。

ゴールドマンの利益も、約20億ドルと前年同期比で51%近く増加しました。

ニューヨークを拠点とするこの投資銀行は、今年は戦略を簡素化し、中核的な資産およびウェルスマネジメント部門への投資に注力してきました。その戦略が成功したことが裏付けられ、この部門の収益は前年同期比23%増となりました。

他の部門の業績はそこまで良くありませんでした。投資銀行事業からの収益は前年同期比12%減の約17億ドルとなりました。同期間のトレーディング収益は2.5%減の46億ドルでした。

「2023年はゴールドマン・サックスにとって実行の年だった」と最高経営責任者(CEO)兼会長のデービッド・ソロモンは声明で述べています。「2023年に達成した全てのことと、われわれの明確で簡素化された戦略とにより、2024年のための更新されたプラットフォームが完成した。」

昨年、銀行は消費者向け市場での野心を狭め、Marcusという消費者プラットフォームでの新規ローンの提供を停止しました。現在、アップルやゼネラル・モーターズとのクレジットカード提携を終了しようとしています。

他の銀行グループと同様に、ゴールドマン・サックスも連邦預金保険公社(FDIC)からの一時金を支払いました。これは春のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻に伴う地域銀行危機の処理費用です。ゴールドマン・サックスが支払ったのは5億2,900万ドルでした。

これは高額な料金ですが、米国最大手銀行が支払った料金と比べるとずっと少ない額です。

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簡素化/中核事業への注力が成功

要約するとこんな感じ

  1. 資産およびウェルスマネジメント部門の収益が前年同期比23%増と大幅に増加したこと
  2. 投資銀行事業とトレーディング事業の収益は減少したものの、資産運用事業の収益増がこれを補ったこと
  3. 経営戦略の簡素化と中核事業への注力が奏功したこと
  4. 1株当たり利益がアナリストの予想を大きく上回ったこと
  5. 前年同期比で純利益が50%近く増加したこと

要するに、資産運用事業の堅調な業績と経営戦略の成功が好決算の要因だと考えられます。消費者事業からの撤退もプラスに働いたようです。

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他の銀行はどうなのか

他の主要米国銀行グループの最近の業績は以下の通りです。

・ジェミニ銀行 – 第4四半期の純利益が前年同期比17%減少

・ウェルズ・ファーゴ – 2022年通期の純利益が前年比13%減少

・バンク・オブ・アメリカ – 2022年通期の純利益が前年比14%減少

・シティグループ – 2022年通期の純利益が前年比18%減少

・JPモルガン・チェース – 2022年通期の純利益が前年比17%減少

主要米銀の業績はいずれも前年を下回っており、金融市場の低迷、金利上昇に伴う貸出コスト上昇、景気減速による影響を受けていることがわかります。

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