最近アメリカ株の投信とかETFはじめたり、twitterで海外株やってる人フォローしたりでアメリカ株の指数っぽい言葉をよく聞くんですけど違いがよくわかりません!
taroくんは適当に何も考えず買い増してるだけだから知らなくてもいいと思うけど教養としていっしょに勉強していきましょう
S&P500
あとで紹介するダウとならんでよく聞く指数です
この指数をベンチマークしている投資信託やETFはたくさんありますが、具体的にどんなものなのか名前からはよくわかりませんが日経平均みたいなものだと思ってました
S&P500はニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価をもとに算出される、時価総額加重平均型株価指数です
代表的な500銘柄とは具体的にどんなものなのでしょうか
上からIT企業、ヘルスケア、一般消費財、コミュニケーションサービス、金融となっています
いろんな業種をまんべんなくバランスよくというもののようです
S&P500という株価指数はStandard & Poor’s グローバルという会社の中のレーティング(格付け)を行う部門で算出が開始されました
現在S&P500を算出しているS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという会社?にもその名が引き継がれています
構成銘柄の時価総額の合計を、ある時点の時価総額の合計で割って算出する指数
一部の小規模な値がさ株に影響される心配が少ない反面、時価総額の高い大型株の割合が大きくなるので、親会社の保有分や持ち合い株などの固定株比率が高く株価変動が少ない銘柄に影響されやすい性質があります
TOPIXもこの時価総額加重平均型株価指数です
ダウ工業株30種平均株価
NYダウとかとも呼ばれるこの株価指数のコンセプトはアメリカを代表する優良企業30社の株価の平均です
ただ明確な基準や規則はありません
銘柄入れ替えについてはウォールストリート・ジャーナルの編集長と、NYダウの所有権をもつシカゴ・マーカンタイル取引所、ダウ・ジョーンズ・インデックスの調査担当者による協議で決定することになっています
アップル |
アメリカン・エキスプレス |
ボーイング |
キャタピラー |
シスコシステムズ |
シェブロン |
ウォルト・ディズニー |
ダウ・デュポン |
ゴールドマン・サックス・グループ |
ホーム・デポ |
IBM |
インテル |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー |
コカ・コーラ |
マクドナルド |
3M |
メルク |
マイクロソフト |
ナイキ |
ファイザー |
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) |
トラベラーズ |
ユナイテッドヘルス・グループ |
ユナイテッド・テクノロジーズ |
ビザ |
ベライゾン・コミュニケーションズ |
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス |
ウォルマート |
エクソンモービル |
株価平均型の株価指数とは、計算の対象となっている銘柄(構成銘柄)の個々の株価を⾜しあわせ、それを⼀定の数で割ることにより、平均株価として計算されるものです
株価の高い銘柄の値動きに影響されやすい特徴があります
⽇経平均株価も東証1部に上場する銘柄から選ばれた225銘柄の平均株価です
NASDAQ総合指数
NASDAQはアメリカの株式市場の名称で”National Association of Securities Deals Automated Quotations”の略です
ベンチャー企業向けの株式市場で、日本のJASDAQやマザーズのような位置づけです
NASDAQ総合指数は、NASDAQに上場する全ての銘柄(3,000銘柄)で構成され、S&P500と同じ時価総額加重平均で算出された指数です
マイクロソフト |
アップル |
アマゾン |
フェイスブック |
アルファベット |
インテル |
シスコ・システムズ |
コムキャスト |
ペプシコ |
IT関係の銘柄が多く含まれています
NASDAQ100
NASDAQに上場する金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です
先程紹介した主な企業の影響がより大きく現れる指数と言えそうです
VIX恐怖指数
上の2つに比べるとメジャーさは劣りますが、twitterとかで時々名前を見るので調べてみました
シカゴ・オプション取引所が作り出したボラティリティ・インデックスの略称です
S&P500のオプション取引の値動きを元に算出されていて、投資家心理を示す数値として利用されているため、恐怖指数という別名がつけられています
VIX指数は今後30日間のS&P500 の予想変動範囲を表現しています
予想変動範囲(%)=VIX/12^(1/2)
つまりVIX指数の数値が大きければ大きいほど、S&P500が上か下に大きく動く可能性があるということになりますが実際にはVIX指数の数値が大きいとS&P500が下落する傾向があるため恐怖指数と呼ばれています
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