Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略
この会議での要人発言で株価や為替の大きな値動きがあることも多いので株式投資家、FXトレーダーにとって重要イベント
年8回あるので、スケジュールは要チェック
値動きがあってからFOMCだったんだーと気づくこともよくある
FOMCが投資家から注目される理由
米国の金融政策は株価や為替相場に大きな影響を与えるため、投資家から注目されている
FOMCで政策金利の上げ下げが発表され、その結果やFRB議長の会見内容によって株価や為替、世界中のマーケットが反応するからだ
FOMCで注目する材料
FOMC後の下記3つの情報は、為替が大きく動く要因となるので特に注意が必要
項目 | 内容 |
---|---|
声明文 | 経済、物価に対する評価の概要、金融政策の変更の有無等の基本的な決定事項 金融政策の変更を示唆する場合もある |
記者会見 | FRB議長の記者会見 会合での決定事項に関して説明や経済、物価に関しての評価 記者からの質疑応答 |
FOMCメンバーによる経済見通し | 成長率と物価、金利の直近3年後までの予想 政策金利の見通し |
上記の中でもパウエル議長の記者会見は、内容によって為替市場が大きく反応することもあるので必ずチェックしておこう
金利が為替相場に与える影響
金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買うことでスワップポイントを得られるので高金利通貨は魅力的な投資対象となる
米ドルと日本円を例にすると下記のような値動きをする場合が多い
米国金利 | 上昇 | 下落 |
---|---|---|
日本円 | 円安 | 円高 |
米ドル | ドル高 | ドル安 |
株式に与える影響
金利の変動は企業の経済活動に大きな影響を与えるため、株価においては下記のような関係になる可能性があります。
米国金利 | 上昇 | 下落 |
---|---|---|
米国企業株価 | 下落 | 上昇 |
日経平均株価 | 下落 | 上昇 |
金利が上昇すると株価は下落し、下落すると株価は上昇する可能性が高くなっています。
金利が下がると、個人は住宅ローンなどを組みやすくなり購入する人が増え、企業はお金を借りて設備投資や仕入れを行うため、経済活動が活発になり株価は上昇する仕組みです。
FOMCの影響が大きくなるパターン
先程も書いた通りFOMCでは政策金利の引き上げや引き下げの判断をしている
その発表は世界のマーケットに与える影響が大きいが、市場関係者の予想との乖離があるかないかで、為替や株式への影響は大きく違ってくる
例えば市場が0.25%の利下げを予想しているときに0.5%の利下げが行われると、予想以上の結果ということで株価に影響が出たりする
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