「投資信託を始めたいけど、どれを選べばいいのかわからない…」そんな初心者の方に向けて、この記事ではおすすめの投資信託をわかりやすく紹介します。
2025年最新の人気ファンド情報や、インデックス型・バランス型・REIT型など投資スタイル別の選び方を徹底解説。
少額から始められる商品や、NISA対応の低コスト銘柄も網羅しています。
この記事を読めば、自分にぴったりの投資信託がきっと見つかります!
投資信託とは?初心者でもわかる基礎知識
ここでは「投資信託って何?」という初心者の疑問を解決するために、仕組みや種類、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
まずは基本を押さえることで、自分に合ったファンド選びがスムーズになります。
投資信託の仕組み
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、専門の運用会社が株式や債券などに分散投資してくれる金融商品です。
投資家はファンドを購入することで、その運用成果の一部を得ることができます。
運用のプロに任せられるため、投資の知識が少ない初心者にも人気があります。
ファンドの種類によって運用方針やリスクが異なるため、自分の目的に合った商品を選ぶことが大切です。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2つの主要なタイプがあります。
インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの指数(インデックス)に連動するように運用されており、コストが低く初心者に向いています。
一方で、アクティブファンドは運用担当者が市場平均を上回る成果を目指して積極的に銘柄を選定するため、手数料がやや高めになります。
どちらを選ぶかは、コスト重視か運用成果重視かによって決めるのがよいでしょう。
投資信託のメリットとデメリット
投資信託の最大のメリットは、少額からでも分散投資ができる点と、運用をプロに任せられる点です。また、NISAやつみたてNISAなどの税制優遇制度にも対応しており、長期投資に適しています。
一方で、信託報酬や販売手数料などのコストが発生する点や、元本保証がない点はデメリットとして理解しておく必要があります。
また、市場の変動により価格が上下するため、リスクを取る覚悟も必要です。
初心者におすすめの投資信託の選び方
数ある投資信託の中から、初心者が自分に合った商品を選ぶには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
ここでは、手数料や投資対象、少額投資のしやすさなど、初心者にとって特に大切な観点から選び方を解説します。
信託報酬とコストの比較
投資信託を選ぶ際にまずチェックすべきなのが「信託報酬」と呼ばれる運用管理費用です。
これはファンドの運用期間中に継続的にかかる費用で、年率0.1〜1.5%程度が相場です。
インデックスファンドは信託報酬が低めで、長期保有にも向いています。
一方、アクティブファンドは高めですが、高いリターンを狙える可能性があります。
初心者はまず、低コストで安定的に運用されているインデックスファンドから検討するのがおすすめです。
以下の表はアクティブ型とインデックス型の信託報酬の比較です。
賞品によって信託報酬に大きな幅があることがわかります。
ファンド名 | タイプ | 信託報酬(年率) | 10万円投資した場合の1年あたりのコスト(概算) | 備考 |
---|---|---|---|---|
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月分配型) | アクティブ型・REIT | 1.65% | 1,650円 | 毎月分配型で信託報酬が高め |
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 | アクティブ型・米国株 | 1.87% | 1,870円 | 成績重視の積極運用タイプ |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | インデックス型 | 0.0968% | 約97円 | 超低コスト、人気のS&P500連動型 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | インデックス型 | 0.0938% | 約94円 | 最安水準の手数料、バンガードETF連動 |
信託報酬は資産残高に対して毎日発生し、年率換算で記載される費用です。
実際の費用は日割り計算されて基準価額に織り込まれるため、投資家が別途支払う必要はありませんが、長期運用では大きな差になります。
たとえば上記のようにアクティブ型とインデックス型で1年あたりのコストに10倍以上の差が出ることも珍しくありません。
投資対象とリスクの把握
ファンドがどの資産に投資しているかは、リスクやリターンに直結します。
たとえば、株式中心のファンドは値動きが大きい反面、高いリターンを狙えます。
逆に、債券中心のファンドは価格の変動が小さく安定していますが、リターンも控えめです。
自分の投資目的やリスク許容度に応じて、どのタイプの資産に重点を置いたファンドを選ぶかが重要です。
複数の資産に分散投資する「バランスファンド」も、初心者に適した選択肢です。
少額から始められる投資信託
投資信託の魅力のひとつは、1,000円〜などの少額から投資できる点です。
特にネット証券では、月100円からの積立投資が可能なサービスもあり、無理のない範囲で資産形成を始めることができます。
少額でも分散投資が可能なため、初心者が経験を積むにはうってつけです。
また、ポイント投資に対応している証券会社も増えており、実質現金を使わずに始められる点も人気を集めています。
おすすめの投資信託ランキング【2025年最新版】
ここでは2025年最新の人気投資信託をタイプ別に紹介します。
初心者に定番のインデックス型、安定志向にぴったりのバランス型、不動産に分散投資できるREIT型など、それぞれの特徴とおすすめファンドをチェックしましょう。
インデックス型おすすめファンド
インデックス型は、日経平均やS&P500などの市場平均に連動して運用されるファンドです。
信託報酬が低く、運用コストを抑えられるのが最大のメリットです。
たとえば、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」などは、コストと実績のバランスに優れた人気商品です。
長期的に安定した資産形成を目指す初心者には非常に向いています。
ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | 特徴 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 米国の代表的な株価指数に連動。低コストで人気。 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 米国株式(S&P500) | 0.0938% | バンガード社のETFに投資。信託報酬が非常に低い。 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 米国株式(VTI) | 0.162% | 米国全体の株式市場に投資。分散性が高い。 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 世界株式 | 0.1144% | 全世界の株式に分散投資。地域分散が可能。 |
たわらノーロード 先進国株式 | 先進国株式 | 0.10989% | 先進国の株式に投資。低コストで安定運用。 |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 先進国株式 | 0.1023% | 先進国株式に投資。信託報酬が低め。 |
iFree NYダウ・インデックス | 米国株式(NYダウ) | 0.2475% | NYダウに連動。米国の代表的な30銘柄に投資。 |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 日本株式(TOPIX) | 0.154% | 日本の株式市場全体に投資。 |
たわらノーロード 日経225 | 日本株式(日経225) | 0.187% | 日経平均株価に連動。日本の代表的な株価指数。 |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 米国株式(NASDAQ100) | 0.495% | NASDAQ100に連動。ハイテク株中心。 |
バランス型おすすめファンド
バランス型ファンドは、株式・債券・リートなど複数の資産に分散投資する商品です。
1本で分散効果を得られるため、運用が簡単で初心者に人気があります。
代表的な商品には「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」や「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」があります。
安定した成長を目指したい人や、投資の勉強をしながら資産を増やしたい方におすすめです。
ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | 特徴 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 国内外の株式・債券・REIT | 0.154% | 8資産に均等分散。低コストで人気。 |
たわらノーロード バランス(8資産均等型) | 同上 | 0.154% | 8資産に均等分散。安定運用を目指す。 |
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 国内外の株式・債券 | 0.154% | 4資産に均等分散。シンプルな構成。 |
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 国内外の株式・債券 | 0.154% | 債券比率が高め。リスクを抑えた運用。 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) | 国内外の株式・債券 | 0.1848% | 株式比率が高め。リターン重視。 |
iFree 8資産バランス | 国内外の株式・債券・REIT | 0.242% | 8資産に分散投資。バランス型の定番。 |
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 | 国内外の株式・債券・REIT | 0.22% | 為替ヘッジ付き。為替リスクを抑える。 |
Smart-i 8資産バランス | 国内外の株式・債券・REIT | 0.154% | 8資産に分散投資。低コスト。 |
つみたて8資産均等バランス | 国内外の株式・債券・REIT | 0.154% | つみたてNISA対応。長期投資向け。 |
iFreeNEXT 世界経済インデックスファンド | 世界の株式・債券 | 0.242% | 世界経済の成長に連動。分散性が高い。 |
REIT型おすすめファンド
REIT型ファンドは、不動産に投資することで賃料収入や資産価値の上昇を狙うタイプです。
株式や債券と異なる値動きをするため、ポートフォリオに組み込むことで分散効果が高まります。
「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」や「ニッセイグローバルリートインデックスファンド」などが人気です。
利回り重視でインカムゲインを得たい人や、中〜上級者へのステップアップを考える初心者にも適しています。
ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | 特徴 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 先進国REIT | 0.187% | 先進国の不動産に分散投資。低コスト。 |
ニッセイグローバルリートインデックスファンド | 世界REIT | 0.27% | 世界の不動産市場に投資。分散性が高い。 |
たわらノーロード 先進国リート | 先進国REIT | 0.27% | 先進国の不動産市場に投資。安定収益を目指す。 |
iFree 先進国リート・インデックス | 先進国REIT | 0.27% | 先進国のREITに投資。分配金重視。 |
SMT グローバルREITインデックス・オープン | 世界REIT | 0.55% | 世界のREIT市場に投資。分散効果が高い。 |
野村インデックスファンド・J-REIT | 日本REIT | 0.27% | 日本の不動産市場に投資。国内REITに特化。 |
iFree J-REITインデックス | 日本REIT | 0.27% | 日本のREIT市場に投資。分配金重視。 |
One国内REITインデックスファンド | 日本REIT | 0.27% | 国内REITに投資。安定した収益を目指す。 |
Smart-i Jリートインデックス | 日本REIT | 0.187% | 日本のREIT市場に投資。低コスト。 |
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月分配型) | 米国REIT | 1.65% | 米国のREIT市場に投資。毎月分配型。 |
投資信託でよくある疑問と注意点
投資信託は初心者にも始めやすい商品ですが、始める前に知っておきたい疑問や注意点もいくつかあります。
ここでは、NISAやiDeCoとの違いや、売却のタイミング、見落としがちなコストなどについて解説します。
NISAやiDeCoとの違い
NISAやiDeCoは「口座の種類」であり、投資信託は「投資対象(商品)」です。
つまり、NISAやiDeCoの口座を通じて投資信託を購入することで、税制上の優遇を受けながら資産運用ができます。
たとえば「つみたてNISA」であれば、年間40万円までの投資に対して運用益が非課税になります。
iDeCoは老後資金向けの制度で、掛金が所得控除の対象となるなど節税メリットがあります。
ただし、iDeCoは60歳まで原則引き出せない点に注意が必要です。
投資信託の売却タイミング
投資信託は、株式と違ってリアルタイムで売買することはできません。
1日1回決まる「基準価額」に基づいて、当日の注文はその日の終値で約定されます。
売却のタイミングは、あらかじめ「いつ売るか」を決めておくのが理想ですが、必要な時に取り崩す使い方も可能です。
ただし、相場の急落時に慌てて売却すると損失が確定してしまうため、「長期保有」のスタンスを忘れずに持つことが大切です。
信託報酬以外のコストに注意
投資信託には、信託報酬のほかにも「販売手数料」や「信託財産留保額」などの費用が発生する場合があります。
販売手数料は購入時にかかる費用で、ネット証券では無料(ノーロード)の商品も多数あります。
信託財産留保額は、解約時にファンドの純資産から一定割合を差し引く制度で、頻繁な売買を抑制する目的があります。
これらのコストは商品ごとに異なるため、購入前に「目論見書」でしっかり確認しましょう。
投資信託のおすすめのよくある質問(FAQ)
Q1. 投資信託はどこで購入できますか?
A. 銀行、証券会社、ネット証券などで購入できますが、手数料の安さや商品数の豊富さから、楽天証券やSBI証券などのネット証券が初心者には特におすすめです。
Q2. 初心者におすすめの投資信託のタイプは何ですか?
A. 信託報酬が低く、リスク分散が効いている「インデックス型ファンド」がおすすめです。中でも「eMAXIS Slimシリーズ」などはコストと実績のバランスが良く、人気があります。
Q3. 投資信託とNISAやiDeCoの違いは?
A. 投資信託は金融商品そのもの、NISAやiDeCoはその商品を購入するための「税制優遇付き口座」です。NISAやiDeCoを活用すると、投資信託の利益が非課税になるなどのメリットがあります。
Q4. 投資信託にはどんなリスクがありますか?
A. 市場変動による価格の上下があるため、元本保証はありません。また、投資対象によっては為替リスクや金利変動リスクなどもあります。ファンドごとのリスクを確認して選ぶことが重要です。
Q5. 少額でも利益は出せますか?
A. はい。投資信託は月100円〜から積立できる商品もあり、少額でもコツコツ続けることで複利の効果が期待できます。まずは少額で始めて、慣れてきたら金額を増やすのが良いでしょう。
まとめ:初心者でも始めやすい投資信託からスタートしよう
投資信託は、少額からプロに運用を任せられることや、NISAやiDeCoなどの制度を活用できる点から、初心者にとって最適な投資手段の一つです。
特に、信託報酬が低く分散効果の高いインデックスファンドは、コストを抑えつつ長期で資産形成を目指すのにぴったりです。
自分のリスク許容度や投資期間に応じて、バランス型やREIT型などのファンドも選択肢に加えると、さらに効率的な運用が可能になります。
まずは少額から、そして自分に合ったスタイルで一歩を踏み出してみましょう。
堅実な資産形成の第一歩として、投資信託は非常に頼れるパートナーとなるはずです。
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